12月27日に北海道・札幌ドームで開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメント2017」に出場する「楽天ジュニア」のメンバー16人の中に、上越市の直江津南サザンクロス・三原田京成(けいせい)投手(12・直江津南小6年)が選ばれた。サウスポーの三原田投手は「レベルが高い選手が多い中で、自分の投球がどれだけ通用するか楽しみ。右打者のインコースを突きたい」と意気込みを話している。
楽天のユニフォームに身を包んだ三原田京成(直江津南小6年)
三原田投手は小学1年生の時に野球をしていた5歳年上の姉の影響で野球を始めた。165センチ、65キロと、小学6年生にしては大柄な体格。直江津南サザンクロスではエースで四番打者を務めた。
この夏、仙台市で行われた楽天ジュニアの選手選考会に参加。30メートル走や遠投などの1次テスト、シートノックや実戦形式の2次テスト、そして最終テストを経て、最終メンバーの16人に選ばれた。新潟県からの選出は三原田投手1人で、他の15人は東北5県から選出された。チームの監督はの楽天元投手・牧野塁さんで、楽天元外野手の土谷鉄平さんらがコーチを務める。
憧れの松井裕樹投手と同じユニフォーム 背番号は16
三原田投手の憧れは同じサウスポーの楽天・松井裕樹投手。強化合宿に参加した際、コボスタ宮城で「松井投手に挨拶をしたら、『頑張って』と声を掛けられ、うれしかった」と話す。同じ楽天のクリムゾンレッドのユニフォームに身を包むことができ、「このユニフォームを着たくて頑張ってきた」と声を弾ませる。秋から冬にかけて、仙台市や関東での強化合宿に参加してきた。
23日から25日までは仙台市で最終合宿に臨み、26日に決戦の地・札幌に入る。大会は27日に開幕し、27、28日にグループリーグによる試合が行われ、29日に決勝トーナメントが行われる予定。三原田投手は「他のチームにもレベルが高い選手が多い。自分が投げてどれだけ通用するか楽しみ」と話す。
(取材・文/岡田浩人 写真提供/三原田綾子さん)