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【中学硬式】シニア新潟選抜が初V狙う 29日台湾で開幕の日台国際野球大会で

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中学硬式野球のリトルシニア信越連盟は、29日から台湾で開催される「第15回日台国際野球大会」に新潟選抜を派遣する。今年、県内のシニアで活躍した中学3年生の“オールスター”23名で編成された。チームは「初優勝を狙う」と意気込んでいる。

信越連盟の代表として出場する新潟選抜

シニアの選抜チームは信越連盟の3ブロック(東北信、中南信、新潟)が毎年交互に編成され、今年は3年ぶりに新潟選抜が「信越連盟代表」として出場する。大会には日本の各ブロックから10チーム、台湾から10チームが参加する。新潟選抜は5日間で台湾の10チームと総当たりで戦い、勝ち点制で順位を決める。

チームを率いるのは新津五泉村松(NGM)シニアの土田利史監督(46)。「春の大会からメンバーを選び始め、夏の大会後に声を掛けた」と話し、5日間で10試合を戦う日程を考慮し、「投手の枚数がいないと勝てない。力のある投手を中心に選抜した」と選考基準を説明する。

投手陣の中心は4人。特に左腕の佐藤優太(長岡東)と高岡蓮(NGM)の「左2枚を中心に回したい」と土田監督。右の先発である齋藤現起(NGM)と佐藤旦有夢(新潟江南)の2人も力がある。「この4人で8勝したい」と目論む。

投手の軸として期待される4人 左から佐藤優太、高岡蓮、齋藤現起、佐藤旦有夢

エースとして期待される佐藤優太は最速134キロの左腕で、「緩急が持ち味。自分のプレーをしっかりやるだけ。バックを信じ、自分の投球をして優勝したい」と力を込める。高岡蓮は縦と横のスライダー、カットボール、シュートなど多彩な変化球を放るタイプで、「三振ではなく打たせて取る。投げる試合は絶対に勝つ」と決意を話した。

攻撃陣では右の荒木友斗(NGM)が四番候補で、「スイングスピードと飛距離、打球の速さが持ち味。持っている力を全部出し切りたい」と台湾での爆発を誓っている。左の武田貴市(新潟)、河村利毅(新潟)、中村周磨らも力がある。チームは11月上旬から全体練習を開始した。この世代は夏の日本選手権・信越大会でNGMが初優勝、準優勝が柏崎と、新潟県勢が上位を占めた。また林和夫杯全国選抜大会では柏崎が準優勝するなど、力のある選手が揃っている。

諸橋立史主将(長岡東)は「チームワークよく、声が出ている。投手が安定していて、打撃で長打力のある選手が多い」とチームを分析。「皆が同じ目標を持っている」と手応えを掴んでいる。新潟選抜は3年前に出場した前回が過去最高成績となる3位だったが、今大会、土田監督は「優勝を目指している。この選抜チームに選ばれることの権威を上げたい」と意気込んでいる。

<信越連盟選抜(新潟)メンバー(所属)>
(1)高岡蓮(NGM)
(2)小柳空(三条)
(3)小黒和眞(長岡)
(4)五十嵐太一(NGM)
(5)長谷川丈翔(三条)
(6)中村周磨(柏崎)
(7)船山陽大(新発田)
(8)大矢怜(三条)
(9)清水智也(上越)
(10)阿部大毅(新潟西)
(11)中島貴斗(新潟北)
(12)横尾玲生(上越)
(13)武田貴市(新潟)
(14)和田昂樹(柏崎)
(15)遠藤友陽(三条)
(16)河村利毅(新潟)
(17)諸橋立史(長岡東)
(18)佐藤旦有夢(新潟江南)
(19)荒木駿平(NGM)
(20)佐藤優太(長岡東)
(21)齋藤現起(NGM)
(22)吉田健人(NGM)
(23)荒木友斗(NGM)

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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