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【BCL】V奪還へ 新潟アルビレックスBCがキャンプイン

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで全体練習(キャンプ)をスタートさせた。2年目の指揮を執る加藤博人監督(48)のもと、3年ぶりとなるリーグ優勝、そして6年ぶりとなる独立リーグ日本一を目指し、12人の新人選手と練習生1人を加えた新たな顔ぶれで2018年シーズンを開始した。

全体練習スタートにあたり、選手に挨拶する加藤博人監督(右端)

練習開始前、加藤監督は「いよいよきょうからキャンプイン。シーズンが終わるまで野球のことだけを考えて、いい成績を最後に収められるよう自分をしっかり高めて準備しよう」と選手たちに呼びかけた。

天候は肌寒さが残る曇り空で、時折晴れ間がのぞく中、選手たちはユニフォーム姿で初めての全体練習に臨んだ。アップ、キャッチボールの後、午前中は投手と野手が混じり守備ノックや体幹トレーニングを行い、その後、投手陣はブルペン投球、野手陣はフリー打撃に汗を流した。

投手と野手が混じり、ノックを受ける。時折笑顔ものぞいた


顔をしかめながらの体幹トレーニング


ブルペン投球をする新人の大竹樹希哉(左・五泉市出身)と4年目の中西啓太

練習を見た加藤監督は「自主トレから見てきているので(選手の)動きは把握しているが、緊張感が違う中、比較的みんな動けていた。新人は個性のある選手が多い。バット振れる選手、足の速い選手、肩の強い選手・・・それぞれを伸ばしていきながらチームに貢献してもらいたい。2年目以降の選手はキャリアハイを目指してもらいたい。去年よりは見た目でも動けているので合格点」と初練習の感想を話した。

11月のドラフトで4球団競合の末1位指名を受けた木原田崇俊(日本経済大)

去年11月のBCLドラフト会議で4球団競合の末、1位指名を受けた木原田崇俊投手(22・日本経済大)は初日からブルペン入りし30球を投げ込み、最速143キロという力のある直球を披露した。「2月24日に新潟入りし、自主トレでも球は走っていた。ただ、きょうは体が重かった」と話した木原田投手。「調子が悪い時でもいかに(打者を)抑えることができるかが課題。(4球団競合で)注目されているのは嬉しいが、結果を残さなけばいけない世界。結果にこだわり、任された場面で結果を残したい」と意気込みを話した。

新外国人の左腕・スクルール
198センチの長身から投げ下ろす152キロの直球が武器


3月8日に練習生契約を結んだ外野手・佐々木広大(敬愛大)も早速練習に参加した

新外国人左腕のロナルド・スクルール投手は8日に来日し、早速練習に参加した。「新潟は寒い」とやや戸惑いを見せながらも、「チームの一員として新潟の練習の仕方に慣れるよう、いろいろなメニューをやった」と初日の感想を話した。198センチの長身から投げ下ろす152キロの直球が主武器。「先発でも抑えでもどちらでもいける。言われた方で投げられるよう準備する。暖かくなれば150キロは超える。目標はNPB(日本野球機構)でマウンドに立つこと。そのために頑張りたい」と話した。

チームは11日以降も主にハードオフ・エコスタジアムで練習を行う。17日からはオープン戦も予定されている。開幕戦は4月7日(土)13時から同スタジアムで武蔵と対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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