埼玉県加須市で開催中の「第19回全国高校女子硬式野球選抜大会」に開志学園が出場する。チームは昨夏、全国選手権大会で初のベスト4に進んだ。新チームで臨む全国大会だが、選手たちは「目標は日本一」と言い切る。30日に初戦となる2回戦で至学館(愛知)と対戦する。
全国選抜大会での健闘を誓う開志学園・女子硬式野球部の選手たち
開志学園の女子硬式野球部は2013年春から活動を始め、ことしで6年目となる。去年春に就任した漆原大夢監督のもと、昨夏の全国選手権大会では過去最高となるベスト4に進出した。現在は新3年生15人、新2年生8人の計23人で活動している。
選抜大会には全国24チームが参加。開志学園は2回戦からの登場となる。漆原大夢監督(新潟明訓高-日体大)は「去年の3年生は個々の能力が高かった。新3年生はそこまで力がある訳ではないが、元気があり、まとまりがある」と分析。チームの中心は昨夏の全国ベスト4メンバーでもある捕手の長田朱也香と遊撃手の佐藤杏海。センターラインを中心にしっかり守り、攻撃に繋げたい。漆原監督も「チームとして繋ぎの野球を見せてくれれば。目標は日本一を獲るという気持ちでやってきた」と力を込める。
漆原大夢監督(右端)のノックを受ける選手たち
上倉沙知主将(新3年)は「今年のチームはチームワークで全員で戦うのが特徴。冬は雪が多かったが打撃がメインでひたすらバットを振った。1回戦を突破した相手で勢いがあるが、その勢いに飲まれないように自分たちの試合をしたい。特に試合の入りを気をつけたい。日本一を目指す」と意気込んでいる。
(取材・撮影・文/岡田浩人)