8月5日に開幕する「第100回全国高校野球選手権記念大会」に2年ぶり11回目の出場を決めた中越高校ナインが30日、大阪入りした。長岡市の同校では午前中、壮行会が行われ、本田仁哉監督が「まずは初戦突破、そして限りなく大優勝旗に向かって頑張りたい」と甲子園での目標を掲げた。小鷹葵主将は「支えてくださった方、応援してくださった方へ勝利で恩返ししたい」と決意を述べた。
壮行会で甲子園での目標を述べる中越・本田仁哉監督
壮行会には生徒や保護者、近所の住民らが参加した。馬場有海生徒会長が「新潟県代表として中越高校の野球をプレーしてきてください」と激励。八田元史校長が「県大会と変わらず、伸び伸びと自分たちの野球を甲子園球場で戦ってきてください」と挨拶した。
本田監督は「大甲子園で皆さんと校歌を歌うことができたらと想像したら、気持ちが高鳴り、力が湧いてきた。チームの特長は結束力と一体感。厳しい試合が続くと思うが、まずは初戦突破、そして限りなく大優勝旗に向かって頑張りたい」と意気込みを示した。小鷹主将は「今までやってきたことに自信と誇りを持ち、堂々とプレーしたい。新潟県代表、新潟県の方々の思いを背負い、感動と勇気を与えられるよう精いっぱい頑張る」と話した。
挨拶する中越・小鷹葵主将
バスで学校を出発した選手たちは長岡駅から新幹線で大阪入りした。8月2日に組み合わせ抽選会が行われ、初戦の対戦相手が決定する。大会は5日に甲子園球場で開幕する。
(取材・撮影・文/岡田浩人)