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【高校野球】日本文理と新潟南が決勝へ 秋季県大会・準決勝

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来春の選抜大会出場の参考となる「第139回北信越高校野球・新潟県大会」は22日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準決勝の2試合が行われ、日本文理と新潟南が23日の決勝戦に進出した。秋の県大会の決勝進出は日本文理は7年連続、新潟南は21年ぶり。23日は同スタジアムで両校による決勝戦と、準決勝で敗れた関根学園と帝京長岡による代表順位決定戦が行われる。

準決勝②新潟南13-6帝京長岡
7回表、新潟南は満塁から岩渕大の走者一掃二塁打で逆転(撮影:武山智史)

◎22日の準決勝の試合結果◎
<ハードオフ>
①日本文理4-1関根学園
→日本文理が決勝進出

(バッテリー)
文理:南、安城-佐藤
関根:碓井-吉原
(二塁打)
文理:佐藤(6回)
(三塁打)
関根:白石圭悟
(本塁打)
文理:中田(2回・ソロ)

(試合内容)


日本文理は2回表、中田龍希(1年)の右越えソロ本塁打で先制


関根学園の先発①碓井蓮斗


2回表、日本文理は名地優馬(1年)の右前適時打で追加点


日本文理の先発①南隼人



2回裏、関根学園は白石圭吾の遊内野安打が適時打となり、吉澤一樹(1年)が生還し1点を返す


6回表、日本文理は佐藤魁星の右適時二塁打で1点を追加


日本文理は7回から登板した安城健汰(右)が3回無失点に抑える

◇日本文理・鈴木崇監督の話◇
「ヒットを含め、低めを上手に投げられれば仕方ないが、試合前からの課題が引き続き残った。(継投は)試合前には南に完投してもらいたいと考えていたが、あれではと思ったので…振ってくる打者に対してストライクで勝負するのか、微妙な制球というところがまだまだ。(打撃は)2ケタ安打をと考えていたがお恥ずかしい。序盤で複数点を取ったのはいいが、課題はその後。追いつかれそうな空気を作ることと、突き放せないこと。送りバントを使えばいいのではと言われる部分もあると思うが、ここでしか発表できない場なので、生き残りたいなら打ちなさいということはベンチでも言っていた。(安城は)1安打という数字はよかったが、打たれた場面が…これからはそれが許されない世界になる。0対0で行く場面を想定して、こだわってほしいなと思う。(決勝へ)課題はきょうの延長で行く。決勝戦はウチにとっては絶対の壁。あすは投手陣は細かくなるかもしれないがしっかり投げてほしい。打撃陣も積極的に」

◇日本文理・中田龍希選手の話◇
「打ったのはアウトコースの直球。打撃練習からしっかりとらえることを意識していた。公式戦初本塁打。(1年生四番で)プレッシャーもあるが、自分の仕事は強い打球を打つこと。いつも意識して打席に立っている。(富山県氷見北部中出身だが)3年生の新谷(晴)さんがいて、富山県出身の川村啓真さん、稲垣豪人さんが甲子園で活躍するのを見て、自分もここで活躍したいと思った。(本塁打の後の打席で)低めの変化球に手を出したり、力んで引っかけたりした。その後が課題。集中して打撃練習でもやっていきたい」

◇日本文理・安城健汰投手の話◇
「最後の9回に2死からヒットを打たれ、練習試合でもそういうことが多かった。上に行けば行くほど2死からの失点は流れが変わる。次の登板機会があればしっかり投げられるよう準備したい。大会前はある程度自信を持って投げられると思っていたが、大会になると緊張してしまいアップアップになり力が出せなかった。今は段々落ち着いてきた。自分は南に比べ球速はないが、その中でどう抑えるか考えてきた。勝ちに繋がる投球にこだわりたい。(決勝は)北信越に繋がる投球をしたい」


②新潟南13-6帝京長岡
→新潟南が決勝進出

(バッテリー)
新潟南:清水-岩渕
帝 京:小海、羽賀、佐藤-佐藤、寺本
(二塁打)
新潟南:岩渕(7回)
帝 京:羽賀(3回)、酒井(9回)
(三塁打)
新潟南:岩渕(8回)
帝 京:伊林(6回)

(試合内容)


帝京長岡の先発⑫小海彰義


新潟南の先発①清水響介


1回裏、帝京長岡が捕逸で先制


帝京長岡は2回途中から⑩羽賀陸統がマウンドへ



3回裏、帝京長岡は羽賀の左線適時二塁打、中村勇樹の右前適時打で2点を追加


5回表、新潟南は山賀壮太の中前適時打で1点差に


帝京長岡は6回裏、伊林佑磨の中越え三塁打で2点を追加


7回に逆転した新潟南は8回表、池田巧征のスクイズで2点追加(撮影:武山智史)


ベンチ前で沸き上がる新潟南ナイン


8回表、新潟南は岩渕大が中越え適時三塁打を放ち、ダメ押し(撮影:武山智史)


21年ぶりとなる秋の決勝進出を決め、喜ぶ新潟南の選手たち

◇新潟南・長島史明監督の話◇
「粘り強く戦ってくれた。いつも言っているが、6回まで3点差でビハインドでもわからないと。まさにその展開だったので、絶対に諦めるなと、そこで誰かが一本打てばわからないと常々話していた。(打順を変更したのは)機能していなかったので思い切って変えた。打順の巡りがよく、チャンスで岩渕に回った。前半は追い込まれることが多く、追い込まれるまでは(直球か変化球の)どちらかに張って、スイングしなさいと話した。それで追い込まれる分にはいいと話したら、(後半は)バットを振れるようになった。(投手の清水は)きょうは苦しかった。疲れていたと思う。(7回に)代えようと思ったが、逆転したので。野手には今まで清水に助けてもらっていたので、今度はお前たちが助ける番だと話した。(2点スクイズは)二塁走者が足が速い選手なので、自分で判断したのだと思う。打力がないので走塁は先の塁へという意識づけをしてきた。クロスプレーでアウトはOKだと話している。(決勝戦の日本文理は)目標にしているチーム。非常に楽しみ。力の差はあるが、なんとかきょうのように粘り強く戦いたい」

◇新潟南・岩渕大主将の話◇
「(7回の逆転二塁打は)投手の清水がずっと頑張ってきて、打線が援護できなかたので、きょうはなんとしても捕手の自分が助けたいと思った。外角高めの真っすぐ。打った瞬間は嬉しかった。最後の三塁打は今までよりも球が見えていた。試合の中で調子を上げることができた。(清水投手は)少し疲れが出ていた。自分が頑張ってリードしたいと考えていたが、初回に自分のミスで点を与えてしまった。その分、何とか助けたいと思った。3点差でも大丈夫と話していたので逆転に繋がった。(決勝へ)相手は強い。自分たちは挑戦者の気持ちでプレーしたい」

◇スクイズで二塁から生還した新潟南・田巻陽都選手の話◇
「サインではなく、自分の判断。スクイズのサインだったが、投手が球をとってからスローイングまでが緩かったので行けると思った。三塁を回る時には緩めなかった。足は50メートル6秒前半で自信がある。足が速かった両親のおかげ。(決勝へ)自分のできることを精いっぱいやりたい。塁にでることが求められていること。チームに流れを引き込みたい」


◎23日の試合予定◎
<ハードオフ>
①代表順位決定戦
関根学園(10:00)帝京長岡

②決勝戦
日本文理(12:30)新潟南

(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/武山智史)


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