参加チーム数が全国最多規模の早起き野球大会である「第54回新潟市早起き野球大会」が19日に開幕し、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開会式が行われた。前年より16チーム少ない132チームが、1部、2部、3部、壮年の部(1部、2部)に分かれてトーナメント戦で頂点を争う。7月まで早朝の熱戦が繰り広げられる。
選手宣誓を行う六甲・阿部周さん
新潟市早起き野球大会は1966年に「新潟市勤労者早起き野球大会」としてスタートした。1981年には944チーム、約1万9000人が参加する大会に成長。その後、参加チーム数は減ったものの、全国最大規模の早起き野球大会として知られている。
開会式では大会会長を務める新潟市の中原八一市長が「新潟市では古くから早起き野球が盛んで、野球を通じて地域を盛り上げていただいた。2020年の東京オリンピック・パラリンピックが近づいてきて、新潟もナショナルチームの誘致を通じ、オリンピックに関わりを持たせてもらい、皆さんと一緒にオリンピックを盛り上げたい」と挨拶した。
その後、参加チームを代表して六甲・阿部周さんが「昭和、平成、令和と時代が変わっても野球を楽しめることを忘れず、支えて下さった全ての方に感謝し、令和元年の大会にふさわしい大会となるよう全力でプレーすることを誓います」と選手宣誓を行った。
市長就任後、初の始球式を務めた中原八一新潟市長
大会は平日や土日の早朝の5時半プレボール、7時終了の日程で、7月下旬まで行われる。
(取材・撮影・文/岡田浩人)