BCリーグの新潟アルビレックスBCは1日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で福井ミラクルエレファンツと対戦し、1-0で勝利。上信越地区首位の新潟は後期優勝マジックを3とした。
<スコア>
<投手>
福井:●山崎(5勝8敗)
新潟:○寺田(15勝2敗)
新潟は初回、ヒットで出た走者を犠打で2塁に置き、3番福岡が中前適時打を放ち1点を先制した。
1回裏、福岡良州選手が中前適時打で1点を先制
新潟の先発・寺田はこの日最速145キロの直球とチェンジアップの制球が冴え、7回と8回には6者連続三振を奪うなど、8回まで3塁を踏ませない好投。9回には連続安打と自らの暴投で無死1、3塁のピンチを招いたが、福井のクリーンアップを三邪飛と二ゴロ併殺に打ち取って試合終了。寺田は今季15勝目。昨季自身が記録したチームのシーズン最多勝数の記録を更新。チームの独走とともに、今季のリーグ最多勝獲得をほぼ確実にした。
完封で自身最多の15勝目を挙げた寺田哲也投手
新潟のギャオス内藤監督は「寺田は直球とチェンジアップの制球が良く、安心してみていられた。9回のピンチも点を取られるまでは寺田でいこうと決めていた。チームの状態は決して良くないが、きのうの勝ち方も、きょうの勝ち方もいろんな展開で勝てる強さが新潟にはある」と2年連続となる前後期『完全優勝』に向けた手応えを話した。寺田は「9回のピンチも逃げ球ではなく、攻め球でいこうと思っていた。勝ち星は野手が点を取ってくれないと増えないので、野手のみんなに感謝している。優勝が決まるまで勝ち続けたい」と話した。
上信越地区2位の信濃が敗れたため、新潟の後期マジックは「3」となった。最短で次戦の6日に優勝が決まる。新潟の次戦は6日18:30からビジターで富山と対戦する。
※お詫び 8月31日の記事で「最短で7日にも2年連続となる前後期の完全優勝が決まる」と書きましたが、4日に信濃の振り替え試合があり、新潟の最短優勝は「6日」でした。大変すみませんでした。皆様にお詫びするとともに、当該記事を訂正させていただきます。
<寺田哲也投手、ギャオス内藤監督、福岡良州選手の試合後インタビュー動画>
(取材・撮影・文/岡田浩人)