新潟県高野連は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月26日に開幕予定だった「第142回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)」を中止する方向で最終調整に入った。4日に記者会見し、対応を正式に発表する。1949年に第1回大会が行われて以来、秋を含めて県大会が中止となるのは初めて。
県大会は20日に抽選が行われ、26日に開幕し、優勝と準優勝の2チームが6月6日から長野県で開催される北信越大会に出場予定だった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月末の休校から公立高校を中心に多くの学校が練習を自粛していること、大会中の選手と観客の安全確保に課題があること、延期した場合の球場確保が難しいこと、などの理由から、新潟県高野連は県大会自体を中止する方向で最終調整に入った。4日に新潟県高野連の富樫信浩会長が記者会見し、正式に発表する予定。
(取材・文/岡田浩人)