新潟県内最多となる春夏合わせて15度の甲子園出場を誇る日本文理高校(新潟市西区)の野球部グラウンドの改修工事が終わり、23日にオープニングセレモニーが行われた。これまでのグラウンドを総工費約1億5000万円をかけて、新たに外野部分に人工芝を敷設し、内野部分の土を入れ替えた。セレモニーでは上越市出身の元NPB審判員・山崎夏生氏(65)による「プレイボール」の発声で始球式が行われ、新2、3年生による紅白戦で選手たちが新たな一歩を踏み出した。
外野が人工芝となった日本文理野球部グラウンド
新たに完成したグラウンドは外野の人工芝が特徴。野球部と学校関係者が出席したセレモニーで挨拶した神田純一理事長は「内野は黒土、外野は人工芝ではあるが野球に特化した芝で甲子園を模したもの。常に新潟県代表として甲子園に進み、全国の強豪と戦い続けてほしい」と選手たちを激励した。
続いて、上越市出身の元NPB審判員・山崎夏生氏の「プレイボール」の発声で上野順治校長による始球式で、新2年生と3年生による3イニングの紅白戦が実施された。また試合中は吹奏楽部が応援歌を演奏し、チアリーディング部が応援を披露した。
上越市出身の元NPB審判員・山崎夏生氏(中央)の発声で始球式が行われた
鈴木崇監督は「選手たちが決意新たに頑張れる。寮も新しくなり、選手たちには地に足をつけて目的に向かってしっかりやろうと伝えた」と話した。
新3年生の渡邊暁仁主将は「素晴らしいグラウンドを作ってくださったことに感謝している。すごくプレーしやすい」と声を弾ませた。その上で「夏に向けて3年生、2年生を含めて優勝できるように頑張りたい。春夏と県内の大会で優勝し、全国制覇に向かいたい」と新グラウンドとともに歴史をつくる決意を新たにしていた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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