ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCの橋上秀樹監督(55)が来季も引き続き監督を務めることが関係者の話でわかった。近く正式発表される。橋上監督は今季10年ぶりに指揮を執ったが、中地区3位でプレーオフ進出を逃した。既に選手獲得など来季の編成に着手していて、チームの再建に向けて動き始めている。
来季も指揮を執る見通しとなった橋上秀樹監督(中央)
橋上氏は1965年生まれで千葉県の出身。ヤクルトで野村克也監督の指導のもとID野球を学び、92年の日本シリーズなどで活躍した。その後、日本ハム、阪神を経て00年に現役を引退。その後、野村監督のもとで楽天ヘッドコーチなどを務めた。11年に新潟アルビレックスBCの監督を務め、チームを初の地区優勝に導いた。その後、巨人、楽天、西武、ヤクルトでコーチを務めた。20年に総合コーチをとして新潟に復帰し、今季は10年ぶりに監督を務めた。
新潟は今季、22勝42敗3分で中地区の3位に終わり、優勝した群馬と20ゲーム差、2位の信濃と18ゲーム差をつけられた。特にチーム防御率が5.88でリーグワースト2位となり、投手を中心としたバッテリーに大きな課題が残った。
橋上監督は9月5日のホーム最終戦後に「勝敗に関しては私自身が選手のいいものを引き出せず申し訳なかった」と話す一方、「今季、群馬と信濃にこれだけ離された原因がどこにあるのか、それを埋めるために何が必要かは明確に私自身の中では出ている」とチームの再建への意欲を示していた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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