日本野球機構(NPB)は13日、小中学校の教員を対象とした「ベースボール型」授業研究会を新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開催し。昨季限りで現役を引退した上越市出身のDeNA元投手でDeNA職員の飯塚悟史さん(日本文理高)らが講師を務めた。研究会には教員約20人が参加し、ボールを使った基本的な動きや、野球の動作やルールを楽しく学ぶことができるミニゲームについて、指導法を学んだ。
DeNAの飯塚悟史さん(左)とボール投げを行う参加者
「ベースボール型」の授業は2011年から小中学校の体育授業で必修化となった。NPBでは「野球やソフトボールをやったことがなく、どのように指導していいかわからない」という現場教員の声を受け、2012年から研究会をスタートさせ、全国で指導者講習を実施してきた。
新潟市では初開催で、小中学校の教員約20人が参加。講師は上越市出身のDeNA元投手・飯塚悟史さんと、巨人の元育成選手で現在はジャイアンツアカデミーで指導する北之園隆生さんが務め、参加者に「投げる」「打つ」「捕る」の基本動作や、段階を踏んだベースボール型ゲームの実践を指導した。
元巨人・北之園隆生さん(左)がティー打撃の見本を見せた
ティー打撃の見本を見せた北之園さんは「子どもや初心者はおへその前で打つように」と具体的なスイングの仕方を指導。参加者はゲーム形式の「バックホームゲーム」を体験し、やり方や楽しみ方を学んだ。
北之園さんは「ゲーム形式で楽しく野球に触れることができ、みんなで協力できる」と話し、飯塚さんは「子どもたちに野球の楽しさを伝えて、新潟県の野球人口を増やしてほしい」と呼びかけた。
参加した新潟明訓中の佐々木瞳さんは「野球に触れる機会が限られているのですごく勉強になった。実践できるプログラムばかりだったので、持ち帰って早速採り入れたい」と感想を話していた。
ゲーム形式で楽しむ参加者たち
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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