少年硬式野球・リトルリーグ信越連盟に所属する新潟西リトルと新潟中央リトルの連合チーム「新潟リトルリーグ」の4、5年生チーム(マイナーの部)が7月29日に宮城県石巻市で開幕する全国大会「MLBカップ2022」に出場する。6月に行われた信越大会で優勝し、全国切符を手にした。30日の初戦で九州連盟の熊本大津リトルリーグと対戦する。チームは持ち味である「どこからでも得点できる」という打撃を中心に勝利を目指す。
全国大会「MLBカップ」に出場する新潟リトルリーグのメンバー
リトルリーグは硬式球を使って小学生から中学1年生夏までの年代がプレーし、4、5年生がプレーする「マイナーの部」と、6年生と中学1年生がプレーする「メジャーの部」に分かれている。
新潟リトルリーグは新潟西と新潟中央の連合チームとして、6月に長野県で開催された4、5年生によるマイナーの部の信越連盟大会に出場。長野県13チーム、新潟県1チームの計14チームが参加した大会で、新潟リトルリーグは初戦となる2回戦で須坂小布施に10対0で勝利すると、準決勝では長野南に12対9で打ち勝ち、決勝では松本北を相手に初回に7点を挙げる猛攻で10対5で勝利し、優勝した。
新潟リトルリーグの高橋佑輔監督(38・新潟明訓高出身)は「昨秋の公式戦で長野南にコールド負けし、あのチームに勝たなければ上の大会には行けない、と冬場は打撃練習に力を入れてきた」と振り返る。選手たちには1日600スイングを課し、バットを振り込んできた。その結果、「上位から下位までどこからでも得点できるようになった」と成果が表れた。
左からエースの高橋芽衣さん、四番の岩谷洸平主将、俊足の外山かんなさん
強力打線の中心は四番の岩谷洸平主将(内野小6年)で「フルスイングが持ち味」と自らの特徴を話す。「冬に股関節を中心にトレーニングをしたおかげで打つことができた。全国大会ではたくさんヒットを打ちたい」と目を輝かせ、チームとしては「全員野球で1つでも多く勝ちたい」と目標を掲げる。
大会は宮城県石巻市で開催され、29日に開会式が行われる。30日の初戦の相手は九州連盟代表の熊本大津リトルリーグで強打で九州を制したチームが相手となる。高橋監督は「打って勝ちたい」と全国での勝利を目指している。
◎新潟リトルリーグ・4~5年生チームのメンバー◎
①高橋芽衣(大野小5年)②岩谷洸平(主将・内野小5年)③坂井盟(真砂小5年)④外山かんな(坂井東小5年)⑤笹口祐我(松野尾小5年)⑥小宮山友(裏館小5年)⑦長澤柚芽(新潟小5年)⑧松山力季人(西内野小5年)⑨高野海龍(松野尾小5年)⑩大石広(大形小5年)⑪村越瑛仁(潟東小5年)⑫藤石陸斗(大野小5年)⑬杉山大芽(東青山小4年)⑭森山春雪(新通小4年)⑮廣澤麻衣(小瀬小4年)⑯丸山峻輝(上山小4年)
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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