MLBで今季ワールドシリーズを制したボストン・レッドソックスが、11月8日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムで、独立リーグのBCリーグと四国アイランドリーグplusの選手を対象にしたトライアウト(選手入団テスト)を初めて実施することがわかった。
レッドソックスは上原浩治投手や田沢純一投手ら日本人選手の活躍で世界一に輝いたばかり。日本人選手の能力と日本の選手育成システムに一定の評価をしていて、独立リーグに所属する有能な選手の発掘を目的としている。シーズン中には球団幹部が独立リーグの公式戦を視察し、選手の力量を見定めている。
一方で、BCリーグは今季、ハワイの独立リーグ2球団と初の対抗戦を実施するなど世界の独立リーグとの連携や新たな展開を目指している。昨年からはアメリカでトライアウトを実施するなどアメリカの野球関係者との協力関係も深まっている。
今回実施されるトライアウトは先月24日におこなわれたNPBドラフト会議で指名された選手は参加しない。NPBドラフト会議で漏れた選手が対象となる。トライアウトは非公開でおこなわれる予定。
(取材・文/岡田浩人)