NPB(日本野球機構)イースタン・リーグのオイシックス新潟アルビレックスBCは22日、橋上秀樹監督が今季限りで退団すると発表した。橋上監督は取材に対し、「今季は(イースタン参加で)特にやりがいを感じた。立場は変わるが今後もこのチームのことは気にしているし、力になりたい」と話した。
今季限りでの退団が発表されたオイシックス・橋上秀樹監督
橋上監督は1965年生まれで千葉県の出身。ヤクルトで野村克也監督の指導のもとID野球を学び、92年の日本シリーズなどで活躍した。日本ハム、阪神を経て00年に現役を引退。その後、野村監督のもとで楽天ヘッドコーチなどを務めた。11年に新潟アルビレックスBCの監督を1季務め、チームを初の地区優勝に導いた。その後は巨人、楽天、西武、ヤクルトでコーチを務め、20年にコーチとして新潟に復帰し、21年から新潟の監督を務めていた。
イースタン・リーグ初参加となった今季、球団歴代最長となる通算5季目の指揮を執り、126試合で41勝79敗6分の勝率3割4分2厘で最下位となったが、ホーム戦は33勝28敗3分と勝ち越した。
橋上監督は新潟野球ドットコムの取材に対し「(イースタン参加で)日に日に球場に来ていただくお客さんの数が増え、ビジターでも声援が多くなっていった。チームに関心を持っていただいていることがありがたく、今季は特にやりがいを感じながら監督をさせていただいた」と振り返った。
その上で、今後のオイシックスについて「練習環境を充実させていくことは今後の選手の育成やチーム強化を考えるならば早急に整えなければいけない課題」と話し、「これから2年目、3年目と継続してチームを良くしていかなければならない。1年目に満足することなく、今年出た課題を改善していって、押しも押されもせぬNPBの球団になっていってほしい」と期待を寄せ、「立場は変わるが今後もこのチームのことは気にしているし、力になりたい」と述べた。
11月4日に阿賀野市のサントピアワールドで行われる「サポーター感デー」でファンに向けてあいさつをする予定。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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