第96回全国高校野球選手権・新潟大会は12日、5球場で1回戦12試合がおこなわれた。前日に引き分け再試合となった村松×新井は村松が10-2の7回コールドで新井をくだした。また来年度の閉校に伴い今夏で廃部が決まっている相川は初戦で敗れ、31年の野球部の歴史に幕を閉じる形となった。13日は1日順延となった佐藤池の1回戦2試合と2回戦の13試合の計15試合が6球場でおこなわれる予定。
五十公野①新発田×阿賀黎明
3回表、新発田の5番須貝将士選手が左中間2点適時三塁打を放つ
◆12日の試合結果◆
1回戦
<鳥屋野>
①新潟向陽4-3長岡商
②柏崎9-0羽茂(7回コールド)
<五十公野>
①新発田8-7阿賀黎明
②上越総合技術10-0相川(5回コールド)
③十日町6-0松代
<悠久山>
①六日町6-2新潟北
②長岡向陵7-0見附(7回コールド)
③新潟西6-1長岡農
<佐藤池>
①上越13-6新津工(7回コールド)
②村松10-2新井(7回コールド)
<三条パール金属>
①十日町総合2-1久比岐
②新発田中央7-0川西(8回コールド)
五十公野② 今夏で廃部となる相川の選手たち 部員は3人で7人が助っ人だった
(左から2人目が竹内監督 左から4人目が佐藤良哉主将)
◆相川・竹内由和監督の話◆
「3年生は3年間・・・(涙声で)よく頑張ってくれた。人数が少ない中、最後まで諦めずやってきた。いい打撃、いい投球ができた。3年生が本気でグラウンドでプレーしてくれて満足している。相川は4年間しかいないが、きょうも佐渡から応援に来てくれて、地域の人たちから応援される、いいチームだった。その野球部がなくなるのは寂しい。部員には野球を続けてくれてありがとうと言いたい」
◆相川・佐藤良哉主将(投手)の話◆
「最後の試合を全力でプレーできて良かった。途中で(一塁手の)山木が(打者と交錯して)ケガをして少しでも投球で助けなければと思って全力で打ち取りにいった。(3、4回と三者凡退に抑えられて)思った以上に抑えることができた。(主将として)部員を集めるのが大変だったが、助っ人の選手たちと一緒に最後に全力プレーできてよかった。今後は進学希望だがどこかできるところで野球を続けたい」
◎13日の試合予定◎
1回戦
<佐藤池>
①柏崎常盤(10:00)開志学園
②関根学園(12:30)新発田農
以下は2回戦
<鳥屋野>
①日本文理(9:00)新潟
②高田北城(11:30)堀之内
③長岡工(14:00)巻
<五十公野>
①東京学館新潟(9:00)新潟明訓
②五泉(11:30)新発田
③新潟工(14:00)長岡高専
<五泉>
①新潟第一(10:00)阿賀野
②吉田(12:30)豊栄
<悠久山>
①新潟江南(9:00)新潟商
②万代(11:30)六日町
③糸魚川(14:00)長岡
<三条パール金属>
①三条東(10:00)分水
②村上桜ヶ丘(12:30)佐渡
(取材・撮影・文/岡田浩人)