8月の全国高校野球選手権大会でベスト4に輝いた日本文理高校のエース・飯塚悟史投手が8日、U-18アジア野球選手権がおこなわれたタイから帰国。甲子園に出発した8月4日以来35日ぶりに新潟に戻り、9日に登校した。飯塚投手は初めて日本代表として戦った感想や注目の進路について取材に答えた。
笑顔で取材に答える飯塚悟史投手
QJAPANのユニフォームを着た感想は?
「正直、最初は興奮した。段々みんなと打ち解けていく中でJAPANというより、1つのチームという感じにまとまっていった。日本代表としての責任感も感じた。一番思ったのは海外のチームの動きがダラダラしているのを見て、日本の野球をしっかりやりたい、それを伝えるのがこういう大会だと思った。キビキビした日本の野球をチームとして伝えることができたのではないかと思っている」
Q先発した中国戦(1次リーグ第3戦・5回を投げパーフェクト)の手応えは?
「中国には直球が一番効果があると最初の方に気づくことができた。低めの変化球に手を出してこなかったので。相手に対応する投球ができたと思う」
Q日本代表として勉強になったことは?
「(日本代表選手の)1人ひとりが自分に大切なものを持っていた。自分に必要なもの、ここが売りというものをみんなが代表チームで出していた。そういうものを持っている選手が活躍できていると感じて、そこが上でやれるポイントなのかなと感じた。そういう面では自分ももっともっと自分のいいものを出していきたいと思った。そういうことを(下級生の)1、2年生にも教えていきたい」
Q将来的にはWBCなどで再び日本代表のユニフォームを着てみたい?
「このメンバーでまたやりたいと感じたし、また日本代表に選ばれてみたいと思った。それには自分が次のステップで活躍するのが一番。次は(プロの世界で)メンバーたちと対戦したいし、楽しみにしている」
Q今後の目標は?
「自分は常に『勝てる投手』でありたい。もちろん球速も上げていきたい、勝負できる球をもっと増やしたいという思いはあるが、一番は『勝てる投手』というものを常に貫いてやっていきたい」
Q進路について現時点で考えていることは?
「プロに行きたい、プロでやってみたい気持ちはあるが、監督、両親やいろんな人と話をしてから(進路を)決めたい。自分にとって一番ベストな選択をしたい。今週末に上越市の実家に帰るのでそこで両親と話をしたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)