ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは14日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで信濃グランセローズと今季のホーム最終戦をおこない、2-0で勝利した。新潟は既に上信越地区の後期優勝を決めている。新潟の次戦は15日(月)13時から長野オリンピックスタジアムで信濃と後期最終試合を戦う。
◎14日の試合結果◎
信濃 000 000 000 =0
新潟 010 010 00× =2
(バッテリー)
信濃:●有斗(6勝2敗)、知成、小川-尾中
新潟:○間曽(13勝4敗)、田村、羽豆(2勝1敗14S)-平野
(本塁打)
新潟:平野5号(2回・ソロ)、萩島3号(5回・ソロ)
◎新潟・青木智史選手が現役引退セレモニー◎
新潟アルビレックスBCは試合後、今季限りでの現役引退を表明している青木智史選手(35)の引退セレモニーをおこなった。青木選手は小田原高卒業後、広島カープに入団。その後、シアトルマリナーズ1Aやセガサミーなどを経て、08年に球団創設2年目の新潟に入団。1年目に12本塁打を放って本塁打王に輝くなど4番打者としてチーム初の地区優勝に大きく貢献した。入団2年目の09年から昨季までの5年間はプレーイングコーチを務めた。今季は選手として登録され、ここまで4本塁打、23打点の成績を残してきた。滞空時間の長いホームランが特徴で、豪快なバッティングで多くのファンを魅了してきた。
この日の第3打席でレフト前ヒットを放った青木智史選手
青木選手はこの日、4番ファーストで先発出場。第3打席ではレフト前ヒットを放ち、集まった2500人のサポーターから歓声が上がった。
引退セレモニーで挨拶をする青木選手
試合終了後、挨拶をした青木選手は「感謝の気持ちでいっぱい。小学1年生の時の父に横浜スタジアムに連れて行ってもらった。絶対にプロ野球選手になると決意した瞬間を今でも憶えている。その思いを持ちプロ野球選手になることができた。広島カープでは12球団で一番下手な選手で、両親には肩身の狭い思いをさせた。長い年月が経ったが、自分の引退セレモニーの試合が素晴らしい皆さんの前ででき幸せに思う。BCリーグに来た7年間で本当にいい経験をさせてもらった」と涙ながらに感謝の言葉を述べた。
新潟、信濃の両チームの選手に胴上げされる青木選手