日本高野連は18日、ホームページ上で公表しているプロ志望届提出者を更新し、日本文理高校3年の飯塚悟史投手(17)が新たにプロ志望届を提出したことを発表した。飯塚投手は日本文理のエースとして昨夏から3季連続で甲子園に出場。今夏の甲子園ではエースとして5試合で完投し、県勢として5年ぶりとなるベスト4進出の原動力となった。NPBドラフト会議は10月23日におこなわれる。
プロ志望届を提出した日本文理・飯塚悟史投手
飯塚投手は上越市出身。186センチ、83キロの堂々とした体をいかし、最速145キロの直球と切れのあるスライダーやフォークボールを投げ込む右の本格派投手。6歳の時に兄の影響で地元の少年野球チーム・直江津ガンバーズで野球を始め、直江津中時代には県大会3位、Kボール新潟県選抜のエースとして全国準優勝を成し遂げた。日本文理高校では1年秋からエースナンバーを付けていた。
プロ志望届を提出した飯塚悟史投手(18日午後5時撮影)
飯塚投手は高野連のホームページで公表された18日午後5時から取材に応じた。
Qプロ志望届を提出した今の気持ちは?
飯塚:小学生の時から、プロの試合をテレビで見たり、家族で球場へ足を運んだりしてきた。実際に見る中で、プロの世界でプレーしたいというのが夢だった。今、ここで目指せる時が来たのでチャレンジしたいと思い、(プロ志望届を)提出した。
Q具体的にいつからプロを意識するようになった?
飯塚:夢であったものが、選抜大会が終わってから投手として評価してもらえて、本気で目指したいと思った。夏の甲子園期間中にも『このままプロを目指したい』と思った。甲子園が終わって日本代表に選んでもらえて、なおさらプロの世界にチャレンジしたいという気持ちになった。甲子園は準決勝で負けたが、自分の持ち味も出せて、結果も出せた。この夏が決め手だった。
Q投手と打者でどちらで評価して欲しい?
飯塚:投手として見てもらいたい気持ちが強い。
Q来月には国体も控えている
飯塚:また見られる立場でプレーできる。もう1度、自分のこういう姿があるというのを見せることができれば。
Qどんな投手を目指したい?
飯塚:とにかく勝てる投手という目標を貫いていきたい。球速や球質は求めていっていいものだが、『勝てる投手』という基本は崩さず、球速や変化球を伸ばせていけたら。長く球界に居続けられる選手でありたい。12球団、どこでもプロの世界に行かせてもらえるなら行きたい。
(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/嶋田健一)