ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは18日、長岡市悠久山球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、1対2で逆転負け。前期通算成績を1勝1敗とし、東地区の3位に後退した。新潟の次戦は19日、群馬県伊勢崎市で群馬と対戦する。
試合後、観客に挨拶する赤堀元之監督(左から2番目)と新潟の選手たち
◎18日の試合結果◎
群馬 000 000 200 =2
新潟 010 000 000 =1
(バッテリー)
群馬:町田(2勝)、ロメロ(1S)-八木
新潟:田村(1敗)、チェンバース、雨宮-平野
◎戦評◎
新潟が先制したものの追加点が奪えず、終盤に失策から逆転負けを喫した。
新潟は2回、6番・纐纈(こうけつ)隼基の右線二塁打から2死3塁のチャンスを掴むと、9番・佑紀(日本文理高出身)の中前適時打で1点を先制した。
新潟の先発投手・田村勇磨(日本文理高出身)は1回に無死2、3塁のピンチを無失点で切り抜けると、2回以降は走者を背負う場面でも要所を締めた。
しかし終盤7回にヒットと失策で走者を1、2塁のピンチを招くと、群馬の5番・カスティーヨの当たりをレフトのキャンデラスが失策し、2点を入れられ逆転された。新潟は打線が6回以降、走者を出せず沈黙した。
新潟の先発・田村勇磨投手(日本文理高出身)
9回に登板した新潟・雨宮敬投手 2011年以来のBCリーグでの登板となった
◆新潟・赤堀元之監督の話◆
「去年からの課題だがチャンスにつながらなかった部分が後半に響いた。走者を出すことができなかった。初回のチャンス(1死満塁で併殺打)で1本出たら流れが変わったと思うが、いい投手だとなかなか点が入らない。(7回の逆転の場面は)失策はつきものだが、しっかり少なくしていくのが大事。田村は悪いなりにしっかり放れた部分はあるし、まだよくなると思う。いい試合だったがここという時に1つのミスが尾を引いた。(群馬の印象は)もともと打撃もいいし、投手もしっかりしている。主力投手をいかに打てるか。こういう競った戦いになる。(8回表に)チェンバースがピンチ(1死2、3塁)でもゼロに抑えたのが次につながればと思う。(群馬との3連戦で)連敗がないようにしたい」
◆新潟・足立尚也主将の話◆
「自分を含めて失策が出ると投手がどれだけ頑張ってもこういう試合になってしまう。接戦で失策1つの重みはある。両チームが初回でチャンスを作ったが無得点で、先に点を取った方が勝ちという意識があって、中押しができなかったので逆転負けにつながった。(群馬の)町田投手のフォークボールについて準備をしてきたが、ボール球の見極めができず打ち崩すことができなかった。(昨季は群馬に負け地区優勝を逃したが)群馬は優勝に絶対に絡んでくると自分たちも意識している。あす準備して臨みたい」
◆新潟・田村勇磨投手の話◆
「立ち上がりは気合いが入ったが、2回からふわっとしてしまった。セットポジションに変えてからよかったが・・・。オープン戦よりは感覚がよく140キロ台も出たが、四球を出したり、球が高めに浮いたりというところをもう少し修正して次に臨みたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)