今年で50回目を迎えた「新潟市早起き野球大会」(主催:同大会実行委員会)が17日に開幕し、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開会式がおこなわれた。今年は176チーム(約3500人)が参加。去年より9チーム少ないが、2位の熊本市(143チーム)を上回り日本一の規模を維持している。開会式では50年間連続で参加しているチームや選手が表彰された。また大会史上初めて女性だけで構成されたチームも参加している。
選手宣誓をおこなうPECKERSの尾関太一郎選手
開会式には約360人が参加。大会名誉会長の篠田昭新潟市長が「50回目の大会で、今年は全て女性というチームにも参加をいただいた。この大会を新潟市のスポーツ文化を広げる大会にしていただきたい」と挨拶。選手宣誓でPECKERSの尾関太一郎選手が「50回の歴史を築いてきた先輩たちに負けないはつらつとしたプレーをおこないます」と誓った。
開会式では50回連続で出場している3人が始球式をおこなった
開会式では50回記念大会ということで50回連続で出場を続けている6つのチームと、3人の選手が表彰された。50回連続で出場しているのは久保田吉汎さん(濁川クラブ)、石井幸一さん(ウォッチーズ)、米山芳男さん(豆九クラブ)の3人で記念の始球式をおこなった。久保田吉汎さん(68)は「健康で続けることができたことが嬉しい。ずっと2位、3位が続いたが昨年の49回大会で優勝できたことが一番の思い出」と笑顔で語った。
50回の歴史の中で初めて女性だけで結成された「ヒロインズ」の選手たち
また今大会には50回の歴史上初めて女性だけで結成されたチーム「HEROINES(ヒロインズ)」が初参加する。3月に結成され、公募でメンバーを募集したところ19歳から50代まで幅広く、野球好きの女性が集まった。女性だけのチームは壮年の部への参加となり、29日に初戦がおこなわれる予定。
大会は信濃川、日本海の各グループの1~3部と、壮年の部1、2部にわかれて、新潟市内の各会場で7月26日までおこなわれる。
(取材・撮影・文/岡田浩人)