ルートインBCリーグで3年ぶりのリーグ優勝を果たした新潟アルビレックスBCは3日、今季のファンの声援に感謝を表すイベント「サポーター感謝デー」を新潟市のみどりと森の運動公園で開催した。選手とファンの交流イベントで、集まった約300人が赤堀元之監督や選手たちとミニゲームなどで触れ合った。
参加者と記念写真を撮る新潟アルビレックスBCの赤堀元之監督と選手たち
サポーター感謝デーは毎年シーズン後に開催されている。今年は雨天のため、昨年に引き続き室内練習場での開催となった。選手同士によるミニ運動会のあと、各ブースごとにストラックアウトやあっち向いてほい、手押し相撲など選手と対決するコーナーが設けられ、勝った参加者には記念品が贈られた。また今季限りで退団、引退する選手のユニフォームや練習ウェアのオークションもおこなわれ、盛り上がりをみせた。最後に今季限りで引退・移籍のため退団する6人の選手がマイクを手に「サポーター」へ感謝の言葉を述べた。
投手vs野手による長縄跳び対決は赤堀監督が縄に引っ掛かり野手チームの勝利に
2年連続最多勝の間曽晃平投手(右)と「あっち向いてほい」で対決
塚田晃平投手(左)とベース上での「手押し相撲」で対決するサポーター
引退する山口祥吾投手「3年間、皆さんの前で野球ができて幸せだった」
来季富山に移籍する沢田泰輔捕手「一野球人として応援していただきたい」
引退する萩島寿哉選手「長野市のクラブチームで仕事と両立して野球を続けたい」
引退する仲村竜之介捕手「いい経験ができた。沖縄へ帰った後も経験をいかしたい」
引退する阿部拳斗投手(中越高)「日本一になったことが一番の思い出。生涯忘れない」
引退する今井佑紀選手(日本文理高)「今後の人生で感謝の気持ちを表現したい」
来季2季目の指揮を執る赤堀元之監督は「皆さんに日本一を約束したが愛媛で負けて日本一を逃してしまった。来年また日本一を目指し、チーム一丸となって戦いたい」と誓った。
イベントに参加した長岡市の会社員・今井誠さん(40)は「ずっと佑紀選手を応援していた。プレーも人柄も見ているだけでワクワクさせてくれる選手だった。きょうでこのメンバーは最後なので来ることができてよかった。来年は日本一をもう一度つかみに行ってほしい」と感想を話していた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)