新潟県高野連は19日、来春甲子園でおこなわれる「第88回選抜高校野球大会」の21世紀枠の新潟県候補校に五泉高校の推薦を決めた。五泉は今秋の県大会でベスト4に進出。特に今夏の優勝校・中越や甲子園常連校である新潟明訓といった私立強豪校を撃破したことが高く評価された。過去5年間で県大会ベスト4が2回、ベスト8が2回、ベスト16が2回と好成績を挙げている。2012年秋にはベスト4に進出し北信越大会に出場、21世紀枠の北信越地区最終候補に選ばれている。甲子園は春夏とも未出場。
21世紀枠の新潟県推薦校に選ばれた五泉(ことし9月撮影)
五泉の廣瀬生成投手 キレのあるスライダーで中越、新潟明訓を撃破する原動力となった
県高野連は推薦理由として、①地域でのスポーツ・文化活動の際に審判や楽器の運搬など裏方として積極的に運営に協力しているほか、周辺の清掃や除雪ボランティアなどの地域貢献で住民からの信頼も厚く、甲子園への出場が住民の悲願であること。②近年の大会での好成績。③創立95年の伝統校で文武両道を実践している、ことを挙げている。
21世紀枠は12月11日に北信越地区で1校に絞られた後、来年1月29日に開催される選抜大会の選考委員会で決定される。五泉が選ばれれば春夏通じて初の甲子園出場となる。
(取材・撮影・文/岡田浩人)