大学野球の関甲新学生野球連盟は30日、春季1部リーグ戦の第5節をおこない、新潟医療福祉大が上武大に3対2で勝ち、先勝した。上武大はリーグ優勝26回を誇り、2013年の大学選手権で日本一に輝いている強豪で、昨秋の神宮大会では全国ベスト4に進出している。創部4年目の新潟医療福祉大は上武大に初勝利で、再びリーグ戦の首位に躍り出た。上武大から勝ち点を奪えば初優勝へ大きく前進する。新潟医療福祉大にとって勝ち点のかかる第2戦は1日(日)12時30分から群馬・上武大野球場でおこなわれる。
上武大から初勝利を挙げた新潟医療福祉大 再び首位に立った(3月撮影)
◎30日の試合結果◎
新潟医療福祉大3-2上武大
→新潟医療福祉大が先勝
上武 000 000 002 =2
医福 012 000 00× =3
(バッテリー)
医福:笠原(新津)-大塚
強豪・上武大から毎回の16奪三振を記録した笠原祥太郎投手(4月16日撮影)
◎戦評◎
新潟医療福祉大が歴史的勝利を飾った。
新潟医福大は2回、1死1、2塁から相手の失策の間に1点を先制。3回には3番・鷹箸の適時三塁打、5番・福田の適時打で2点を追加した。
投げてはエース左腕の笠原祥太郎(4年・新津)が上武大打線から毎回の16奪三振を奪う好投を見せた。最終回2死から2点を失ったものの逃げ切った。
◇新潟医療福祉大・佐藤和也監督の話◇
「去年秋の神宮大会で全国ベスト4のチームに対し、アウェーの中で新潟の投手が投げて勝ったことは歴史的な出来事で、新潟の野球人としてうれしい。あすの第2戦は先発投手が行けるところまで行き、投手陣が頑張ってつないで勝ち点を挙げたい」
(撮影・文/岡田浩人)