ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは18日、新潟市のみどりと森の運動公園で信濃グランセローズと対戦し、2対0で勝利した。先発した2年目の前川哲(新潟産大附高)が被安打4、無失点で、リーグ初完封を果たし4勝目を挙げた。新潟は2戦連続完封勝ちで、チーム防御率は1・87と驚異的な数字を記録している。新潟の前期成績は11勝6敗2分で東地区首位で、2位・群馬とは1ゲーム差。新潟の次戦は19日(木)18時から新潟市のみどりと森の運動公園で福島ホープスと対戦する。
初完封で4勝目を挙げた新潟の2年目右腕・前川哲投手(新潟産大附高)
◎18日の試合結果◎
新潟2-0信濃
信濃 000 000 000 =0
新潟 100 100 00× =2
(バッテリー)
信濃:●門中(2勝2敗)、モンテーロ-柴田
新潟:○前川(4勝)-前田
◎戦評◎
新潟は初回に野呂の内野安打と悪送球の間に1点を先制。4回には足立の中前適時打で追加点を挙げた。先発の前川は直球の最速144キロを計測。制球に苦しんだが、フォームのタイミングを変えることで修正し、被安打4、無失点でBCリーグで初完封を記録した。
◇初完封の新潟・前川哲投手の話◇
「4四死球で制球がちょっと苦しかった。ストライクが入らなくて苦しい時に、打者が早打ちしてくれたり、併殺を取ることができたり、運がよかった。(9回は)完封は意識しなかった。スタミナも問題なかった。とにかく腕を振ることと低めに投げることを意識した。制球に苦しんでいる時にクイックを使って制球を安定させるようにした。右打者へもチェンジアップを使うようにして、空振りを取ることができたので、もっとコースを突けるように練習したい。若いうちから貴重な体験をさせてもらっている。満足せずに毎試合成長したと言われるようにやっていきたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)