7月12日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開幕する「日米大学野球選手権大会」に出場する日本代表メンバーを選考する合宿に、新潟医療福祉大のエース・笠原祥太郎投手(4年・新津高出身)がメンバーとして召集されることが2日わかった。笠原投手は新潟野球ドットコムの取材に対し、「地元で投げることができるよう頑張りたい」と決意を示した。
大学日本代表合宿への参加が決まった新潟医療福祉大・笠原祥太郎投手
全日本大学野球連盟は2日、6月17日から神奈川県でおこなう合宿の参加メンバー39人を発表した。東京大3年の宮台康平投手らが選出された投手陣の中に笠原投手の名前があった。新潟県内の大学から日本代表メンバー候補に選ばれるのは笠原投手が初めて。
笠原投手は新津高校出身で、新潟医療福祉大の硬式野球部1期生として入学。左腕から繰り出す最速146キロの直球とキレのあるスライダーを武器に、去年秋の関甲新1部リーグ戦でリーグ新記録となる73奪三振をマーク。今春のリーグ戦では強豪の上武大打線から16三振を奪って完投勝ちするなど6勝を挙げ、ベストナインに選出された。今秋のドラフト候補としてスカウトから注目を集めている。
今春のリーグ戦で力投する笠原投手 6勝を挙げ、ベストナインに選出された
笠原投手は新潟野球ドットコムの取材に対し、「選ばれてびっくりしている。合宿でいろいろな投手からたくさんのことを学んできたい。高いレベルだと思うが、自分の力を発揮できるようにしたい。代表に選ばれて、地元(エコスタ)で投げることができるよう頑張りたい」と意気込みを話した。
新潟医療福祉大の佐藤和也監督は「うれしい。より高いレベルで自分の力を試すことができる合宿になるので、臆することなく、自分の力を出し切ってくれればと思う。楽しんできてほしい」と話した。
(取材・撮影・文/岡田浩人)