軟式野球の女子中学生による初の全国大会「第1回全日本中学女子軟式野球大会」が29日に京都府で開幕。新潟県からは選抜チームの「トキガールズ」が参加する。選手は県内各中学校の軟式野球部に所属する1~3年生までの47人のうち、希望者の中から選考会で選ばれた20人で、30日の初戦に挑む。
初の全国大会での活躍を誓う新潟県選抜「トキガールズ」
チームは6月以降、毎週日曜日に長岡市内で練習を重ねてきた。男子と一緒の部活動ではなかなか試合の出場機会に恵まれなかった女子もいるが、3分の1ほどはレギュラーとして活躍してきた選手で、試合経験もあるという。
チームは毎週日曜日に練習を重ねてきた
チームの監督を務めるのは長岡市教育委員会の金沢俊通さん(53)で、これまで中学校で指導経験がある。金沢監督は「選手は野球が大好きで、女子だけで野球ができる喜びを感じている。寄せ集めのチームなのでチームとして機能するためコミュニケーションが大事。女性スタッフも入ってもらい、選手の気持ちに寄り添った指導を心がけている」と話す。金沢俊通監督(左)の話を聞く選手たち
小野塚せれん主将(越路中3年)は「みんな仲がよく雰囲気のいいチーム。初めての挑戦だが優勝を狙いたい。走者はどんどん先の塁を狙う野球を目指す」と意気込む。、トキガールズは30日の初戦となる2回戦で滋賀県代表「滋賀マイティーエンジェルス」と戦う。
(取材・撮影・文/岡田浩人)