阪神タイガースOBによる野球教室が30日、胎内市で開かれ、市内の小中学生約100人が参加した。講師を務めたのは1990年代初頭に外野手として活躍した亀山努さん、元投手で選手寮「虎風荘」の寮長を務めた梅本正之さん、新潟市秋葉区出身の元投手で胎内市役所職員の横山龍之介さんの3人。小中学生はノックを受けるなど基本動作の指導を受けた。
ゴロ捕球の指導をおこなう亀山努さん(右)
野球教室は胎内市教育委員会が主催し、毎年夏におこなわれていて今年で10回目。阪神タイガースのグッズ製造・販売などをおこなうシャープ産業株式会社の創業者である小林勝喜さんが胎内市出身であることが縁で、阪神OBが協力している。
亀山さんはゴロ捕球をゲーム形式で競わせた後、ポジションごとにノックを打った。梅本さんは投手陣に投球の心構えを伝授。横山さんは2人のサポート役を務めた。
ゴロ捕球を指導する横山龍之介さん
指導を受けた黒川サンダースの主将・宮野陣さん(黒川小6年)は「今まで大ざっぱにやっていたプレーが細かいところまでできるようになった。特にゴロの捕り方のステップがためになった。将来はプロ野球選手になりたい」と感想を話した。
亀山さんは「基礎をしっかり学んでほしい。ぜひプロ野球選手になって、阪神を助けてほしい」と笑顔を見せた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)