全日本大学野球連盟は9日、連盟のホームページで新潟医療福祉大4年の笠原祥太郎投手(21)がプロ志望届を提出したことを公表した。
プロ志望届を提出した新潟医療福祉大4年の笠原祥太郎投手(新津高出身)
笠原投手は新潟市秋葉区生まれで新津高の出身。177センチ85キロの左腕で、最速147キロの直球と鋭いスライダー、カットボール、チェンジアップを駆使する。2013年に創部した新潟医療福祉大・硬式野球部1期生として入部し、去年秋に初昇格した関甲新1部で73奪三振のリーグ新記録を樹立。今春の1部リーグ戦では6勝を挙げ、防御率0・72でベストナインに選出された。6月には大学日本代表候補に選ばれ、合宿に参加したが、惜しくも日本代表には選出されなかった。ただ7月に新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた日本代表とのオープン戦では先発し、強打者が並んだ日本代表打線を相手に4回を投げ無失点と好投した。スカウトの評価も高く、ドラフト会議で上位指名が期待される。
7月にエコスタでおこなわれた日本代表とのオープン戦で力投する笠原投手
取材に対し笠原投手は「大学に入学した頃は自分がプロを目指せる選手になるとは思わなかったが、去年秋、今年春とリーグ戦で結果を残す中でプロを目指そうという意識が強まった。指名されれば12球団どこでも行く。10日から始まる秋のリーグ戦で優勝し、全国の舞台(神宮大会)に立ちたい。その目標のため、チームのために全力で投げたい」と話した。
NPBドラフト会議は10月20日におこなわれる。
(取材・撮影・文/岡田浩人)