高校軟式野球の秋季県大会である「第18回北信越高校軟式野球新潟県大会」が22、23日の2日間、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、新潟商が秋は2年ぶりとなる県制覇を果たした。準優勝は直江津中等で、上位2校は10月29日から長野県上田市でおこなわれる北信越高校軟式野球大会に出場する。なお十日町高校松之山分校と津南中等による順位決定戦は雨のため中止となった。
決勝戦 新潟商5-4直江津中等
雨天の中、力投する新潟商①萩原優太投手(2年) 6回以降、走者を許さなかった
◎22、23日の試合結果◎
<1回戦>
①新潟商10-0十日町・松之山(5回コールド)
松之山 000 00 =0
新潟商 100 09 =10
(バッテリー)
松之山:佐藤-高橋
新潟商:本間-井狩
(二塁打)
新潟商:上田(1回、5回)、遠藤(5回)
②直江津中等11-4津南中等(7回コールド)
津 南 003 010 0 =4
直江津 100 010 9 =11
(バッテリー)
津 南:五十嵐、山本、太田-渡邊
直江津:藤縄、佐藤-新野
(二塁打)
津 南:小倉(3回)、五十嵐(5回)、中沢(8回)
<決勝戦>
新潟商5-4直江津中等
新潟商 002 020 010 =5
直江津 003 010 000 =4
(バッテリー)
新潟商:萩原-井狩
直江津:藤縄-新野
(二塁打)
新潟商:井狩(5回)
直江津:峯村(1回)、山岸(3回)
(三塁打)
直江津:佐野(3回)
直江津中等⑤藤縄祐伍投手(1年)
3回表、新潟商が四番・上田祐太主将(2年)の左前適時打で先制
3回裏、直江津中等が二番・松浦健太選手(2年)の内野安打で同点に その後逆転
4対4の同点で迎えた8回表、新潟商が七番・萩原優太選手の右前適時打で勝ち越し
◇雨天の中、完投&勝ち越し打の新潟商・萩原優太投手の話◇
「雨の中、自分のコンディションもよくなく、最初はいいパフォーマンスができなかったが、チームのみんなが打ってくれてよかった。雨は苦手だったが、優勝したかった。手を濡らさないようにすること、足元を自分のフォームに合うステップにするよう意識した。(6回以降はパーフェクト投球だったが)意識はしていなかった。(8回には勝ち越し打)もともと打撃はよくない方で、チームのみんなが打たせてくれた感じがした。今年の夏の選手権大会は直江津中等に自分が打たれて負けてしまったので意識した。自分の今できる投球ができた。北信越大会は優勝を目指したい。まだ足腰が弱いので走り込み、外角への直球を磨きたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)