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【BCL】新潟アルビレックスBCの新人7選手が入団会見 コメント詳報 

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは25日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新入団選手の入団会見を開いた。今季から導入された特別合格選手と関東と関西のトライアウトを経て今月13日のBCLドラフト会議で指名された投手2人、内野手5人、外野手1人の計8人のうち、韓国のキム・ジョンフ投手(SKワイバーンズ)を除く7人が出席した。

新潟県関係では柏崎市出身の前川恒外野手(上越高)、三条市出身の知野直人内野手(福島・聖光学院高)、長岡市出身の山本優太内野手(中越高-松本大)の3人が「1年目からレギュラーを狙う」などと意気込みを話した。

入団会見に臨んだ新人7選手・・・前列左から山本優太、前川恒、知野直人、
後列左から筑間透、樋口龍之介、楠本歩、三木怜拳の7選手

会見では池田拓史社長が「フレッシュな選手たちと独立リーグ日本一を目指す。1人でも多くの選手をNPBへ輩出したい」と期待を寄せた。稲葉大樹選手兼任野手コーチが「野手はシュアな打撃ができ、複数のポジションを守ることができる。投手は(巨人から育成ドラフトで指名された)高井俊の代わりにクローザ―が必要になる」と今回の選手指名のポイントを説明した。

会見で挨拶する池田拓史社長(中央)


◎各選手のプロフィールと会見での抱負は以下の通り◎

前川恒外野手(18歳) 柏崎市出身 上越高 175㌢77㌔ 右投左打 背番号31
「1年目からプレーでチームに貢献し、リーグでトップを目指す。打撃が売りだが、走塁や守備もしっかり目立てるようにやりたい。背番号は小学校の頃から巨人の松本(哲也)選手が好きで31番を選んだ。兄(前川哲投手)がアルビBCでプレーしている姿を高校時代から見てきた。そこでプレーしている選手を格好いいと憧れてきた。兄は投手で自分は野手。兄弟としてもチームとしても協力してやっていきたい。兄からは『そんなに甘い所ではないし、覚悟を持ってしっかりやらなければいけない場所』と伝えられた。(1年目の目標は)どんな状況でも試合に出場できるよう心と体の準備をしたい。開幕からレギュラーを狙う」


知野直人内野手(17歳) 三条市出身 福島・聖光学院高  181㌢81㌔ 右投右打 背番号23
「また地元で野球ができることに感謝し精いっぱいやりたい。50メートルを6秒05で走る足、遊撃からの強い送球がアピールポイント。背番号23は今年NPB(巨人育成)に行った高井さんが付けていた番号で重みがある。高校は福島県で野球をしたが、高いレベルでやりたいと地元のチームに入ることを決めた。(1年目の目標は)高校生上がりで未熟者だが先輩たちに負けないようしっかり練習したい」


山本優太内野手(22歳) 長岡市出身 中越高-松本大 173㌢77㌔ 右投左打 背番号0
「セールスポイントは打撃。得点圏で走者を還す、走者がいない時にチャンスメイクできるかを課題にやりたい。地域の人に応援される選手になりたい。ライナーで外野の間を抜ける打球が持ち味。全力疾走をしっかりすることが自分の色。元アルビの選手で今年7月から大学のコーチに就任した清野友二さん(2012年主将)から野球も野球以外でも学ばせてもらった。背番号は清野さんと同じ番号(00)を付けるのは遠く及ばないので、片方をいただく形で0を選んだ。中学生の時からアルビの試合を見たり、長岡シニアで一緒に練習をさせてもらってきた。地元に帰り野球をやれることは幸せだが、見ていただく立場になる。グラウンド以外の私生活でも見られるという意識をしっかり持って生活したい。(1年目の目標は)試合に出ることが目標ではなく、出続けることを目標にチームに貢献したい」


筑間透投手(23歳) 岐阜県出身 大垣日大高-岐阜聖徳学園大-NPOルーキーズ 179㌢71㌔ 左投左打 背番号19
「また野球をやらせていただけるチャンスをいただいた。キレのある直球と変化球で抑えたい。背番号19は大学時代の番号で思い入れがある。(新潟の印象は)昨日の夜行バスで新潟に来たが降りた瞬間に『寒い』と思った。(1年目の目標は)最初からチームに貢献したい」


樋口龍之介内野手(22歳) 神奈川県出身 横浜高-立正大 167㌢67㌔ 右投右打 背番号56
「優勝を目指し、個人としてはNPBを目指し精いっぱいやりたい。体が大きくないが、パンチ力で飛距離が出るのがアピールポイント。背番号は大学のコーチである青木智史さん(元アルビBC選手)が付けていた番号で、同じ番号、同じチームで精いっぱいやろうと思った。(新潟の印象は)新幹線で来るときに田んぼしかなく地元と全然違って驚いた(笑)。新潟駅に降りたらたくさん建物があった(笑)。(1年目の目標は)いい準備をしてチームの力になりたい」


楠本歩内野手(22歳) 岡山県出身 岡山城東高-筑波大 174㌢75㌔ 右投左打 背番号32
「積極的な走塁と思い切りのいい打撃で勝負。大学で培った試合の中での状況判断ができる打撃が武器。背番号は大学4年で託された番号でラッキーナンバー。(新潟の印象は)雪が初めての経験で多少不安はある。一方で楽しみはお米とお酒が美味しいということ。(1年目の目標は)3割、30盗塁、全試合出場が目標」


三木怜拳内野手(りょうけん・21歳) 兵庫県出身 育英高-姫路独協大 177㌢82㌔ 右投右打 背番号5
「NPBに行くために新潟に来た。日本一に貢献したい。打撃は長打力、守備では遠投110メートルの肩が持ち味。背番号は来年の1年が終わった時に『新潟の背番号5は三木だ』と言ってもらえるよう印象に残る選手になりたい。(新潟の印象は)不安に思ったのは寒さ。エコスタジアムの周辺は地元の姫路の景色と近いものがある。(1年目の目標は)開幕からレギュラーで出ること、チームの日本一に貢献し、1年でも早くNPBに行けるよう努力したい」


会見を見守る元選手の2人 清野友二氏(左・松本大コーチ)と青木智史氏(立正大コーチ)


新人選手たちは会見後、ユニフォームの採寸などに臨んだ。チームは来年3月15日から全体練習(キャンプ)が始まる。

なお、ヤクルト二軍投手コーチに就任し今季限りで退任した赤堀元之前監督の後任監督について、池田社長は「人選を進めながら調整させてもらっている。12月の少しでも早い段階で皆様にいい報告ができるようにと調整しているが、何分相手があることなので発表できる段階で皆様に報告したい」と話すにとどまった。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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