新潟市野球連盟は4日、新潟市西区のみどりと森の運動公園・屋内コートで社会人軟式野球チームの北陸ガスを招いて、小学生への野球教室を開催した。新潟市内の学童野球6チーム約100人が参加し、北陸ガスの選手から基本動作や練習方法などを教わった。
北陸ガスの切手孝太主将(右端)からゴロ捕りの基本姿勢を教わる子どもたち
野球教室は毎年3月に開催されている。最初に全員でアップ、キャッチボールをした後、子どもたちはポジション別に守備の基本を教わった。北陸ガスの切手孝太内野手(25・日本文理高出身)は「ゴロを捕る時は腰を落として、グローブを持つ手と足を前に出して捕ること」と基本姿勢を伝えた。
講師役を務めた北陸ガスの選手たち
またティー打撃では北陸ガスの野手陣がボールを上げながら、バットの出し方などを指導。中心選手の田村昌大内野手(24・新潟明訓高出身)がバントのやり方を教えるなど、子どもたちにとっては充実の内容となった。
キャッチャー陣の指導
投手の指導を受けた青山あらなみ野球少年団の主将・小林千晃さん(11・青山小5年)は「足を真っすぐキャッチャーの方向に向けるとコントロールがよくなると教わった。的確なアドバイスをいただいたので練習でいかしたい」と話し、今季の目標について「大会でたくさん優勝して、優勝旗をもらいたい」と笑顔を見せた。
今季から北陸ガスの主将となった切手孝太内野手は「技術の上手い下手は関係なく、好きで野球をやっているのだから、練習の時間は元気を出して一生懸命野球をやってほしいと伝えたかった」と感想を述べた。また今季の目標について、「去年は国体に出場でき、全国ガス野球大会でも準優勝し、野球部にとっていい年になった。今年はプレッシャーはあるが、(歴代でも)一番若い主将となったので野球部に新しい風を吹かせる意味で頑張りたい。まずは県内をしっかり勝ち抜きたい」と決意を示した。
(取材・撮影・文/岡田浩人)