長岡市の軟式野球チーム「アルプスBC」が、兵庫県で開催される40歳以上の選手による全国大会「日本スポーツマスターズ2017」に新潟県代表として出場する。大会は全国32チームが参加し、16日から1回戦が始まる。初出場のアルプスBCは宮城県代表の石巻倶楽部シニアと対戦する。チームは「県勢最高成績であるベスト4以上を目指す」と意気込んでいる。
全国大会「日本スポーツマスターズ」での活躍を誓うアルプスBC
アルプスBCは長岡市のアルプス電気の社員などで構成される軟式野球チーム。部員は21人で、平均年齢は49歳。中越高校や小出高校、長岡工業高校などで高校野球を経験した選手が中心となっている。6月に開催された新潟県大会で優勝、7月に石川県で開催された北信越大会を経て、初のマスターズ出場を決めた。
エースの堀悟 120キロ台中盤の直球と変化球を制球よく投げ込む
全国大会出場の原動力となったのは4人の投手陣。北信越大会までの全6試合で僅か2失点と安定していた。特にエースの堀悟(47歳・長岡大手高-順大)は120キロ台中盤の直球とスライダー、ツーシームなどの変化球を制球よく投げ込み、安定感のある投球を見せた。堀は「去年は右肩のケガで投げられず、リハビリとケアを気をつけた結果、今季はケガ前よりも肩の調子がいい」と話す。
一番打者で主将の平石高之 攻撃の起点として活躍が期待される
攻撃は一番打者で1986年夏の甲子園に出場経験がある平石高之(48歳・中越高)が起点。上位が出塁し、中軸で返すのが得点パターン。主将も務める平石は「投手が安定しているので打線で助けたい」と意気込む。
新潟県勢では一昨年の大会で新潟市の茂助SPが全国ベスト4進出を果たした。アルプスBCの山之内良彦監督(52歳・小出高)は「まずは1勝をしたい。この夏の甲子園で日本文理が宮城の仙台育英に敗れたので、宮城県勢相手の初戦に新潟県代表として勝ちたい。その上で全国ベスト4以上を目指したい」と目標を語る。
全員野球で、まずは全国1勝を目指す
(取材・撮影・文/岡田浩人)