オリックスの金子千尋投手(三条市出身)が3年ぶり3度目の開幕投手として29日のロッテ戦に先発。キャンプ中に右前腕部円回内筋の炎症で離脱し、紅白戦やオープン戦など実戦登板なし。ぶっつけ本番での大役だったが、8回を投げ被安打6、奪三振7、失点1の好投。1-1の同点で降板。勝敗はつかず。
(文/岡田浩人)
オリックスの金子千尋投手(三条市出身)が3年ぶり3度目の開幕投手として29日のロッテ戦に先発。キャンプ中に右前腕部円回内筋の炎症で離脱し、紅白戦やオープン戦など実戦登板なし。ぶっつけ本番での大役だったが、8回を投げ被安打6、奪三振7、失点1の好投。1-1の同点で降板。勝敗はつかず。
(文/岡田浩人)
日本文理高校2年生の時に春夏連続甲子園出場を果たし、今春卒業した波多野陽介投手が東北福祉大学に進学。初の大学キャンプを経て、体が一回り大きくなった波多野投手は新1年生ながら中継ぎ、抑えとしてオープン戦での登板を重ねている。
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明治大学とのオープン戦に登板した波多野投手
波多野投手は高校2年春の選抜甲子園で140キロ台中盤の重い直球を投げ込み、注目を集めた。2年夏にも甲子園に出場し、初戦で優勝した日大三高に敗れたものの、序盤は日大三高打線を抑える力のこもった投球を見せた。同学年の田村勇磨投手(現・新潟アルビレックスBC)とともに、ダブルエースとして活躍したが、3年夏は県大会4回戦で敗退し、甲子園出場はならなかった。
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日本文理高時代の波多野投手
「高校3年生の時に甲子園に出れず悔しかった。大学では日本一なりたい」との決意で、今春、東北福祉大学に進学した波多野投手。新1年生ながらオープン戦で中継ぎや抑えとして抜擢され、既に10試合以上の登板を重ねている。3月29日には明治大学とのオープン戦で1対1の同点で迎えた9回裏に登板。明治大の3番打者・高山俊選手(日大三高出身)に右前ヒットを許し、四球などで満塁のピンチを招くと、最後は内野安打でサヨナラ負けを喫した。しかし山路哲生監督は「球に力がある。制球力などまだまだの部分はあるが、1年生のうちから経験を積ませたい」と期待を寄せる。
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ブルペンで投げ込む波多野投手
波多野投手は「大学野球はやはりレベルが高く、高校時代には打ち取れていた直球やスライダーも簡単に打ち返されてしまう。まだまだ勝負強さが足りない」と反省も、「しっかり練習して、将来的には先発完投型の投手を目指したい。目標はNPB入り」と前を見据えた。
(取材・文・撮影/岡田浩人)
北海道日本ハムの谷元圭介投手(バイタルネット出身)が31日、西武ドームでおこなわれた埼玉西武戦で今シーズン初先発。1回裏にヒットと四球で満塁のピンチを招くと浅村にセンター前タイムリーを許し2失点。さらに3回裏に走者1人を置いて栗山に2点本塁打を打たれ、計4失点。3回で降板し敗戦投手となった。
谷元投手は新潟市の社会人野球チーム・バイタルネットでエースだった2008年のドラフト会議で日本ハムから7位で指名されNPB入り。昨年途中から先発陣入りし、5年目の今季も先発での活躍が期待されている。
(文/岡田浩人)
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アップをおこなう選手(写真提供:新潟アルビレックスBC)
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キャッチボールの様子(写真提供:新潟アルビレックスBC)
チーム広報によると、午前中にバスが道に迷ったため、球場到着が40分遅れになるハプニングがあったものの、予定された練習は無事に終了したという。あす4月1日にはギャオス内藤監督が合流し、現地時間17時からインターコンチネンタル球場で台中威達雲端と交流試合をおこなう。
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打撃練習をおこなう佑紀選手(写真提供:新潟アルビレックスBC)
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ブルペンで投球をおこなう上野和彦投手(左)と佐藤弘樹投手
(写真提供:新潟アルビレックスBC)
青木智史兼任コーチは「
今井佑紀キャプテン(登録名・佑紀、日本文理高出身)は「暖かいから体が自然に動く。
また5日に予定されていた台中市への訪問が、市側の都合で急きょ1日に変更され、台中市体育協会代理理事長で台中市議会会長の謝震頴氏を、藤橋公一社長や青木智史兼任コーチほか全選手が訪問した。ギャオス内藤監督は合流前のため出席できなかった。
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台中市を訪問した選手たち(写真提供:新潟アルビレックスBC)
(文/岡田浩人 写真・情報提供/新潟アルビレックスBC)
2009年夏の甲子園で準優勝した日本文理高校。9回2アウト、ランナーなしからの猛反撃・・・ナインの諦めない姿は、新潟県だけでなく全国の、そして野球ファンだけでなく多くの人の心に刻まれた。
あの決勝戦から4年の月日が経とうとしている。新潟県勢初の決勝進出、そして準優勝を成し遂げた選手たちは今、それぞれの進路で活躍している。あれから4年・・・準Vナインたちを取材した。(今後、随時掲載)
JR八王子駅からバスで約30分。郊外の地に杏林大学の硬式野球部グランドはある。ここで、ひと際大きな声を出している選手がいた。4年生・切手孝太選手。日本文理高校でトップバッターを任され、決勝戦では9回2アウトから反撃の狼煙となるフォアボールを選んだ選手だ。切手選手は今、キャプテンとしてチームの中心となっている。
切手選手(以下切手)「新チームになった時に、監督からキャプテンを任せると言われて・・・自分でもやりたいなと思っていました。高校の時は副キャプテンで、キャプテンの大地(中村大地選手、現・駒澤大学)を支えるポジションでしたが、大学でキャプテンをやってみて、下級生をどれだけ上級生と同じ気持ちにできるか、一体感を出すのが大変ですが、今の下級生はついてきてくれるのでやりやすいです」
Qキャプテンとして“切手色”は出している?
切手「もともと高校の時から明るくやる方だったので、大学に入ってからも下級生の時から先輩にもはっきり言う方だったので、プレー中も存在感出すようにしています」
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杏林大学4年生・切手孝太選手
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キャプテンとしてチームをまとめる切手選手
杏林大学のグランドにはもう1人、日本文理高校出身の選手がいる。高橋義人選手。あの夏、甲子園で打率6割3分6厘、本塁打2本を放ったバッターだ。高橋選手は切手選手が入学した1年後、杏林大学に入学した。
高橋義人選手(以下高橋)「杏林大学は自由な雰囲気で練習も楽しくできる。キャプテンは孝太(切手選手)がなると思っていたので・・・今はみんなを引っ張っていってくれている存在です」
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杏林大学3年生・高橋義人選手
2人がいる杏林大学は『東京新大学野球連盟』に所属する。創価大学や東京国際大学などNPBに選手を送り込む大学が名を連ね、杏林大学はこれらの大学と同じ1部に所属する。
Q大学野球の印象は?
切手「高校はトーナメントで負けたら終わり。でも大学はリーグ戦で1つ負けても、あと2つ勝てば勝ち点を取れる。次があって、気持ちを切り替えられるのが大学野球の面白いところです。対戦するピッチャーもレベルが高い。去年は創価大に小川泰弘投手(ドラフト2位でヤクルトに入団)がいたり、一昨年は東京国際大に伊藤和雄投手(現・阪神)がいたり・・・いいピッチャーが多いので、どうやって打つか考えるのが楽しい」
高橋「自分はいっぱいいっぱい、かな(笑)」
切手「でも、高校の時にたくさんいいピッチャーと対戦したので、あれがいい糧になっています。あんなにいいピッチャーと対戦したのだから大丈夫、と」
Q高校の時に対戦した中で一番いいピッチャーは誰?
切手「たぶん2人とも一緒だと思います。春の選抜で対戦した今村(清峰・今村猛投手・・・現・広島)。あれよりいいピッチャーは対戦したことがないです(高橋選手もうなずく)」
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並んで打撃練習をする切手選手(左)と高橋選手
高校3年生の夏、甲子園の、あの決勝戦を経験した2人。9回2アウトからの反撃では、2人ともにボール球を見極め、フォアボールで出塁し、日本文理の“繋ぐ野球”を示した。
切手「そうですね、あの時はただがむしゃらにやっていて、何が何だかわからなかったんですけど、いざ冷静に見てみると、義人もそうですけど、よくあの時、あそこでボールを選べたなと・・・。あの場面、自分は1球もバットを振ってないんですよ。でも義人はあの場面で初球から振っているんですよ。よくあの場面で、2アウトの初球からフルスイングできるなと」
高橋「自分はあの時、調子が良かったので(笑)。初球から振っていけたんだと思います」
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鋭い打球を飛ばす高橋義人選手
9回2アウトから5点を入れるという甲子園の歴史に残る追い上げ。今も語り継がれる試合を経験した2人は、大学生となった今、あの試合をどう感じているのだろうか。
切手「夏の甲子園の決勝戦というのは誰もが経験できるものじゃなくて、両チーム合わせて36人しかベンチに入れない。しかも、ああいう試合ができた・・・大学に入ってから、うまくいかなかった時やつらいことがあった時は、あの決勝戦のDVDを見ます。あれを見ると元気が出るし、頑張ろうと思う。あの経験は自分にとって一生、支えになると思います」
高橋「そうですね、今はやっぱりあの試合以上に、甲子園以上に緊張する試合は、大学のリーグ戦でもなかなかないと思うので。仲間で集まった時にあの時のDVDを見ると、やっぱり盛り上がりますね」
取材をおこなった日、杏林大学は翌日にオープン戦を控えていた。キャプテンの切手選手は、ナインにこう呼びかけた。「リードされても絶対に諦めないこと」。
切手「自分が身を持って経験したので・・・自分も正直言って『野球は9回2アウトから』って言葉だけだろ、と思っていたんですけど、自分があの経験をしてしまったので。本当に最後の27個目のアウトを取られるまでは諦めちゃいけない、何があるかわからない、って思うようになりました」
Q大学に入ってからも周囲の見方は違った?
切手「試合のスタメン発表で高校名を言われるので・・・自分は苗字が珍しいじゃないですか。試合中に守っていてランナーが来ると『準優勝した時の切手さんですよね?テレビ見てました』と言われたり、準優勝メンバーだという目で見られるので・・・そこでオドオドしても仕方ないので。それを逆に自信に変えているというか、あの試合は一生、自分についてまわると思うので」
高橋「自分はそういうのをプレッシャーに感じてしまうので・・・。しっかり打ちたいなとは思っています」
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切手選手の背には日本文理高校の“部訓”が…
杏林大学は去年、春のリーグ戦は3位、秋は5位だった。切手選手は秋には遊撃手部門でベストナインに選ばれている。ことしは杏林大学初となる『リーグ優勝』を目指す。
切手「監督からもコーチからも、ことし全国に行けなかったらこの先もないと言われるくらい、本当にいい選手がそろっているので、何とか春1位になって、杏林大学の歴史を変えたいと思っています。個人としての目標は特にないです。チームが勝てるなら、バントでもフォアボールでも何でもいいので、優勝するためにチームのコマになりたいです」
高橋「自分は3年生ですが、野球部員としては最後の年になるので。優勝を狙える代だと期待されていて。去年の秋は上位打線を任されていたんですけど、全然チャンスで打てず役割を果たせなかったので、今シーズンは得点圏で打ちたいと思っています」
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切手孝太選手(左)と高橋義人選手
春のリーグ戦で優勝すれば、6月の『大学野球選手権』に出場できる。そこで日本文理のメンバーたちと“再会”するのが目標だ。
そして、2人とも大学卒業後は「新潟で就職したい」と口をそろえる。自分たちを成長させてくれた新潟で、恩返しをしたいと考えている。
切手「自分は県外(東京都新宿区)出身で、新潟に行って日本文理に入って、甲子園の時も新潟の方に温かく応援してもらって、あれだけの結果を残せたと思うので、卒業したら、新潟県の人たちのために働きたいなと思っています」
高橋「僕は孝太より1年遅くなるんですけど、自分も新潟で働こう、新潟のために働こうと思っているので。野球はたぶん軟式になるかな。草野球や何かの形で続けていけたらいいなと思っています」
杏林大学の春季リーグ戦の開幕戦は4月3日、3季連続優勝中の創価大学が初戦の相手だ。“諦めない野球”を体現する2人の、ラストイヤーが始まる。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
(文/岡田浩人 情報・写真提供/新潟アルビレックスBC)
台湾キャンプ中の新潟アルビレックスBCは3日、予定されていた台湾プロ野球チーム・ラミゴモンキーズ2軍との交流試合が雨によるグランドコンディション不良のため中止されたと発表した。その後は室内練習場で練習をおこなった。
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中止決定後、記念撮影をおこなう両チーム(写真提供:新潟アルビレックスBC)
台湾で予定されていた交流試合が全て中止になったことを受けて、ギャオス内藤監督は「実戦ができないのは非常に残念だが仕方がない。
(文/岡田浩人 情報・写真提供/新潟アルビレックスBC)
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新社高校の代表と笑顔で握手をするギャオス内藤監督
(写真提供:新潟アルビレックスBC)
台湾では日本のプロアマ規定がなく、先のWBCの台湾代表にも高校生がメンバーとして選ばれていた。新潟は、山口が3イニング、佐々木が2イニング、猪俣が1イニング、田村が1イニング、それぞれ登板した。
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(写真提供:新潟アルビレックスBC)
ギャオス内藤監督は「台中市の協力のおかげで実戦的な練習ができ、試合勘を養えた。
(文/岡田浩人 情報・写真提供/新潟アルビレックスBC)
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球場周辺で走り込みをおこなう選手たち(写真提供:新潟アルビレックスBC)
球団初の台湾キャンプだったが天候に恵まれず、予定されていた台湾プロ野球チームや社会人チームとの交流試合が1試合もできなかった。ギャオス内藤監督は「雨に泣かされはしたが、
キャプテンの今井佑紀(登録名・佑紀)選手は「天候には恵まれなかったけど、
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キャンプを打ち上げた選手たち(写真提供:新潟アルビレックスBC)
チームは7日夜、成田空港着の便で帰国し、深夜に長岡市に到着予定。以降は地元で最終調整をおこない、13日の開幕戦に備える。
(文/岡田浩人 情報・写真提供/新潟アルビレックスBC)
北海道日本ハムの谷元圭介投手(バイタルネット出身)が7日のソフトバンク戦で先発し、2失点で4回途中で降板した。試合は日本ハムが逆転勝ちし、谷元投手に勝ち負けはつかなかった。
谷元投手は1回、2回と先頭打者に二塁打を打たれピンチを招いたものの、後続を断ち無失点。しかし、3回にも先頭の本多選手に二塁打を打たれた後、内川選手に高めの142キロの直球をとらえられ、センターオーバーのタイムリー二塁打で1点を先制された。さらに4回にも先頭打者に四球を与えた後、連続ヒットを許し1失点。ここで降板となった。3回0/3を投げ被安打7、四球2、奪三振3、自責点2という内容だった。
試合は8回に中田翔選手が逆転3ランホームランを放ち日本ハムが3-2で逆転勝ちした。
(文/岡田浩人)
BCリーグは13日、2013年シーズンが開幕する。昨季に続き独立リーグ日本一を目指す新潟アルビレックスBCは、開幕戦で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦する。9月までのレギュラーシーズンで前期36試合、後期36試合の計72試合の公式戦がおこなわれる。
新潟の予告先発は昨季最多勝の寺田哲也投手(作新学院大出身)で2年連続の開幕投手となる。寺田投手は「調子はここ2、3日で良くなってきている。監督からは2週間前に開幕投手と言われた。まだ開幕投手として勝っていないので勝てるようにしたい。今季は防御率0点台を出したい」と力を込めた。
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開幕投手に決まった寺田哲也投手
ギャオス内藤監督はシーズンでの戦い方について「攻撃は点を取るために得点圏に走者を置くことが大事。先制点を取りにいく姿勢はブレない。先発は寺田、阿部、新人左腕の佐藤、上野で考えている。セットアッパーは間曽と羽豆、抑えはロバート」と現時点での構想を明かし、「選手が各自準備してくれたので万全でいける」と自信をのぞかせた。開幕戦は13日(土)13:00から新潟市中央区のハードオフエコスタジアム新潟でおこなわれる。
<ギャオス内藤監督のインタビュー動画>
(取材・文/岡田浩人)
関甲新学生野球連盟2部は13日、春季リーグ戦の第2節をおこない、新潟大が3-2で関東学園大をくだした。新潟大は今季初勝利。
新潟大は先週の開幕戦で松本大に2連敗も、強豪・関東学園大を相手に延長10回サヨナラ勝ち。14日も12:30から関東学園大と対戦。場所は茨城県の常磐大野球場。
(文/岡田浩人)
独立リーグ・BCリーグの2013年シーズンが13日開幕し、新潟アルビレックスBCが3-0で群馬ダイヤモンドペガサスをくだし、開幕戦を勝利で飾った。今季就任したギャオス内藤監督は初勝利に喜びを爆発させた。
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新潟は2回裏に5番に入った足立がレフト前ヒットで出塁。続く青木が四球を選び、福岡のピッチャーゴロを群馬の野手選択で満塁に。続く池田がファーストゴロの間に1点を先制。さらに続く荒井がセカンドゴロの間にさらに1点を入れ、この回に2点を先制。さらに5回裏には荒井の右中間3ベースでチャンスを作ると、キャプテン佑紀のセカンドゴロの間に1点を追加した。
守っては2年連続の開幕投手・寺田が7回まで無失点の好投。8回は新人左腕の佐藤が連続四球でピンチを招いたものの後続を3者連続三振に抑えた。9回はロバートが締めた。勝利投手は寺田、ロバートにセーブがついた。敗戦投手は栗山。
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7回無失点の好投を見せた寺田哲也投手
開幕戦勝利投手となった寺田は「きょうの出来は70点。ボールが高めに集まってしまった。カーブでストライクが取れたので抑えられた。やっと開幕で勝つことができた」と安どの表情を浮かべた。
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攻撃時に3塁ベースコーチに入るギャオス内藤監督
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初勝利の瞬間、喜びを爆発させるギャオス内藤監督(背番号24番)
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ウイニングボールでパフォーマンス
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試合後、ギャオスポーズを決めるギャオス内藤監督
初采配で初勝利を飾ったギャオス内藤監督は試合終了の瞬間、誰よりも早くベンチを飛び出し喜びを爆発させた。「監督として1勝を挙げることができ、選手にありがとうと言いたい。寺田は昨年同様自分の投球をしてくれた。初采配で勝てたので100点、大成功」と喜んだ。
新潟の次戦は14日(日)13:00から群馬・上毛新聞敷島球場で群馬と対戦する。予告先発投手は新潟が阿部拳斗(中越高出身)で、群馬がラミレス。
<試合後のギャオス内藤監督と寺田哲也投手のインタビュー動画>
(取材・撮影・文/岡田浩人)
BCリーグの開幕戦がおこなわれた13日のハードオフエコスタジアム。昨年の王者・新潟アルビレックスBCに挑む群馬ダイヤモンドペガサスの開幕投手には、新潟県出身のピッチャーが選ばれた。栗山賢。三条市出身で日本文理高校を卒業した23歳だ。栗山は新潟県の高校野球の『歴史の扉を開いた男』だ。
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ブルペンでキャッチャーと話す栗山賢投手
2005年10月11日。秋の北信越大会準決勝。この試合に勝てば選抜甲子園が確実になるという一戦。新潟県代表の日本文理は、甲子園常連校・福井商業と対戦した。当時、新潟県勢は福井商業や石川の星稜といった北信越強豪校の壁を破ることができなかった。その大事なマウンドを託されたのが、まだあどけなさの残る当時1年生だった栗山だった。その武器は鋭く曲がるスライダー。そのスライダーで福井商業打線から三振の山を築き、試合は6-4で勝利。日本文理は初の選抜甲子園切符を手にした。
翌年の春の選抜甲子園では栗山と、横山龍之介投手(前阪神タイガース)の活躍で日本文理は新潟県勢初勝利を挙げ、その勢いで初のベスト8に進出。その活躍を見て日本文理への進学を決めた当時の中学3年生が2009年の甲子園準優勝世代だ。日本文理の大井道夫監督は「福井商業とのあの一戦から強豪校に名前負けしなくなった」と振り返る。その意味で、栗山賢は『新潟県の高校野球史を変えた男』と言える。2年生の春と夏、そして3年生の春と甲子園のマウンドでそのスライダーを披露した。3季連続で甲子園のマウンドを踏んだピッチャーは新潟県ではただ1人、栗山だけだ。
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新潟県大会では1試合に19奪三振を記録し、NPBスカウトも注目するピッチャーだった栗山。しかし高校卒業後は試練が待っていた。社会人チームに入ったが、ケガなどで思ったような活躍ができなかった。NPB入りを目指して環境を変えようと、2010年秋にBCリーグのトライアウトを受験。群馬にドラフト指名され入団した。去年は先発の一角として4勝をあげ、ことしは開幕投手に抜擢された。
「1週間くらい前に開幕投手だと言われて、うわぁ、地元だと思いました」(栗山)。13日の開幕戦では6回で90球を投げ、被安打はわずかに3。しかし2回には自らのフィルダースチョイスからピンチを招き失点した。結局3失点でマウンドを降り、敗戦投手となった。「友達も家族もスタンドにいて、珍しく緊張しました。キャンプ前に腰を痛め、オープン戦で1試合しか投げていなかったので、1イニング目を0で抑えられてほっとしました。そのままいければと思ったが、もったいない失点が多かった・・・。次にいかしたいです」と反省した。
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新潟相手の開幕戦で投げる栗山賢投手
度重なる故障で、高校時代には140キロ台中盤を記録したストレートも、13日の試合では130キロ台中盤ほどだった。しかし阪神や楽天で活躍し、ことし群馬の投手コーチに就任した川尻哲郎コーチは「いいボールを持っているし、ストレートに力がある。今は特に下半身の使い方を教えているところで、そこがうまくできれば140キロ台も出せるようになる。変化球もまだまだ磨けるし、今シーズンは先発ローテーションの柱として考えています」と期待を寄せる。
栗山は「川尻コーチからはデータを使った配球を教えてもらい、勉強させてもらっています。今の自分は球が速い訳ではないし、キレのある変化球がある訳でもない。でも右バッターのインコースを突けるのが自分の持ち味。特に右バッターには打たせないピッチャーということをアピールしたい」とさらなる向上に意欲を見せる。
新潟県の歴史を塗り替える投球から8年。高校卒業後、決して順風満帆ではなかった野球人生だったが、試練を乗り越え、その集大成として栗山は2013年シーズンに挑む。「去年はチームが最下位で本当に悔しい思いをしました。チームが勝てるなら、どこでも投げるつもりです」・・・そう言い切る表情は逞しかった。
(取材・文/岡田浩人)
関甲新学生野球連盟2部は14日、春季リーグ戦の第2節をおこない、新潟大が4-3で関東学園大をくだし2連勝を飾った。これで新潟大の今季成績は2勝2敗のタイに。
昨秋の対戦では1-9、2-12のコールドで敗れた関東の強豪私学・関東学園大を相手に2連勝した新潟大。次戦は20日11:30から茨城大と対戦。場所は埼玉県本庄市民球場。
(文/岡田浩人)
新潟アルビレックスBCは14日、群馬・上毛新聞敷島球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、2-5で敗れ、開幕2連勝はならなかった。
試合は2回裏、新潟の先発の阿部拳斗(中越高出身)が群馬の5番カラバイヨにソロホームランを浴び1点を先制された。新潟は4回表にヒットと四球、犠打で2、3塁のチャンスを作り、6番青木のレフトへの犠牲フライで同点に追い付いた。
しかし4回裏に満塁のピンチからピッチャーへの内野安打で群馬に1点を勝ち越されると、5回裏にも長打とヒットで1点を追加され、新潟の先発・阿部は降板。7回裏には新潟の新人左腕の上野が群馬打線に連続長打を浴び、さらに2点を追加された。新潟は9回表に池田のタイムリーで1点を返したが後続を断たれた。
新潟の次戦は19日(金)18:00から新潟市西区のみどりと森の運動公園で信濃を相手におこなわれる。
(文/岡田浩人)
北海道日本ハムの谷元圭介投手(バイタルネット出身)が14日のオリックス戦(ほっともっと神戸)で先発。3回を投げ4失点で降板した。チームが逆転勝ちしたため勝敗はつかなかった。
「ストレートで押していきたい」と試合前にコメントしていたように、この日の谷元投手は最速は141キロのストレートで押す投球。1回には四球で走者を出すも、オリックスの3番糸井を一塁ゴロの併殺打に打ち取り、上々の立ち上がりを見せた。2回にはヒットと四球で走者を溜めたが後続を断った。3回表に味方が1点を先制し、迎えた3回裏、ヒット3本で満塁のピンチを招くと、5番バルディリスにレフトスタンドに満塁ホームランを打たれ痛恨の4失点。3回で降板した。投球数は60、被安打は5、自責点は4だった。これで開幕から3試合連続で中盤までにKOされる状況が続いていて、オープン戦で見せた勢いのある投球ができていない。
試合は日本ハムが終盤に逆転し、7-6で勝利したため、谷元投手に勝ち負けは付かなかった。
(文/岡田浩人)
3月25日の打撃練習中に右手にボールを当て、薬指を骨折した広島カープの今井啓介投手(中越高出身)が順調な回復を見せている。4月第1週にはキャッチボールを再開。第2週に入るとブルペンでの投球練習を始め、13日には捕手を座らせて100球を超える球数を投げた。今井投手によると、骨折した薬指には「まだ痛みがある」というものの、投球には支障がないという。順調に回復すれば、今月中にも二軍戦で実戦マウンドに立つ可能性がある。広島カープは昨年の新人王・野村投手が不調から二軍落ちするなど、先発投手陣に課題を抱えていて、今井投手の戦線復帰が待たれる。