長岡市出身のフリーカメラマンで新潟県の高校野球現場を取材している武山智史さん(37)の写真展が1月4日から3日間、出身地である長岡市のアオーレ長岡で開催される。3年連続の開催となる写真展『グラウンドの主役たち3』で武山さんは「強豪校、無名校に関係なく、それぞれのグラウンドで『何か』に向かい練習する新潟の高校生の姿を表現した」と説明、多くの高校野球ファンの来場を呼び掛けている。
写真展の開催と来場を呼び掛けるポスター 今年は3日間の開催となった
武山さんは1980年生まれで長岡市の出身。長岡向陵高校では3年夏に3回戦で元巨人の加藤健さん擁する新発田農業高校と対戦し惜敗。最後の打者となった。高校卒業後、専門学校を経て、スポーツ紙写真部でアルバイトを経験。その後、長岡市出身のスポーツライター小林信也氏に師事しながら、カメラマン、ライターとして腕を磨いた。東京都在住だが、2006年からは毎年夏にベースボール・マガジン社から出版される『高校野球・新潟大会展望号』のライターとして県内の高校を精力的に取材。2016年から毎年、自身の作品を展示した写真展を開催している。
地元で3回目の写真展を開催する武山智史さん
写真展は1月4日から6日まで長岡市のアオーレ長岡・市民交流ホールDで開催される。初日の4日は13時から20時まで、5日は9時から20時まで、最終日6日は9時から18時までの開催となる。武山さんは3日間とも会場にいる予定。武山さんによると、今回は夏の大会で敗れたチームの、試合後に見せた表情の作品も展示、「写真を通して新潟の野球少年少女たちへエールを送る」との気持ちが込められている。
(写真・文/岡田浩人)