新発田農業高校野球部のOB総会が3日、新発田市で開かれ、プロ野球・読売巨人軍で捕手として18年間の現役生活を送った同校OB・加藤健氏(36)に「特別功労賞」が贈られた。加藤氏は「新発田農業出身でよかった。高校時代の教えとOBの皆様から教えてもらったことを頭に入れ、次の目標に向かって頑張りたい」と感謝の言葉を述べた。
特別功労賞が贈られた加藤健氏(中央)右は新発田農野球部OB会の齋藤忍会長
左は恩師の松田忍元監督(現・村上桜ヶ丘高監督)
加藤氏は聖籠町出身で、1998年に同校の主将・捕手として春夏連続で甲子園に出場。同年秋のドラフト会議で巨人から3位指名を受け入団。2016年末に退団・現役引退をするまで18年間、巨人一筋で捕手を務めた。現在はルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCの球団社長補佐を務めている。
OB総会には約70人が出席。齋藤忍会長が「巨人で18年間活躍したことは新発田農業野球部OBの誇り。多くの野球ファンに夢と希望を与え、新発田農業野球部の名声を大いに高めた」と表彰状を手渡した。また同校OBで加藤氏の恩師・松田忍元監督(現・村上桜ヶ丘高監督)が記念品としてノックバットを贈呈し、会場から大きな拍手が送られた。
齋藤忍OB会長から特別功労賞の表彰状を手渡される
恩師の松田忍元監督(現・村上桜ヶ丘高監督)からノックバットを贈られ笑顔
加藤氏は「新発田農業高校出身でよかった。高校で教わったことがプロの世界でも通用した。セカンドキャリアでも高校時代の教えとOBの皆様から教えてもらったことを頭に入れ、次の目標に向かって頑張りたい」と挨拶した。
同校OB会によると、特別功労賞を贈られるのは松田忍元監督以来2人目。加藤氏は「賞はズッシリきた。新発田農業に育てられ、いつも“シバノウ”の試合結果が気になっている。OBとして協力できることをしていきたい。尊敬している松田先生にもっと近づけるよう努力したい」と笑顔で感想を話した。
OB総会には約70人の野球部OBが集まった
(取材・撮影・文/岡田浩人)