新潟市の硬式野球チームとして活動するリトルリーグ、リトルシニアの10チームが所属する「新潟少年硬式野球連盟」が活動を始めて今年で40周年を迎え、21日に新潟市のホテルで記念式典が開かれた。米山隆一新潟県知事や篠田昭新潟市長などの来賓とチームの指導者ら約80人が出席。長年指導にあたった21人が功労者表彰を受けた。
創立40周年を迎えた新潟少年硬式野球連盟の記念式典
新潟少年硬式野球連盟は1978年に発足。現在は小中学生の硬式野球チームであるリトルリーグの5チーム、中学生の硬式野球チームであるリトルシニアの5チーム、計10チームが活動している。元広島投手の小林幹英さん(現・広島コーチ)や元阪神投手の横山龍之介さん(現・胎内市役所)らプロ選手をはじめ、多くの名選手を輩出し、新潟県の野球レベルの向上に貢献してきた。
式典では同連盟の渡辺惇夫会長が「広く地域の子どもたちに野球を通じてスポーツを行う意義や楽しさ、チームワーク、フェアプレーの精神を育て、子どもたちが礼儀正しい有為な人材として育つように取り組んできた。なお一層の子どもたちの健全育成にご協力を」と挨拶。来賓の米山知事は「技術が上達する指導があり、楽しい場、活躍する場が提供され、安全に競技が続けられる場が作られるのは子どもたちにとって重要。引き続き素晴らしい環境を新潟の野球少年たちに提供していただけるようお願いしたい」と言葉を述べた。
功労者表彰を受ける新潟シニア・湊元正明総監督
この後、長年指導にあたってきた21人の指導者に功労者表彰が行われた。功労者を代表して新潟シニアの湊元正明総監督が感謝の言葉を述べ、「今、野球人口が減っている。皆でいいアイデアがあったら遠慮せず実行し、底辺を広げることができれば。この先の10年後の50周年の時には人数が増えたと言えるようにしたい」と出席者に訴えた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)