24日から岡山県で開幕する中学硬式野球・ヤングリーグ(全日本少年硬式野球連盟)の全国大会「第26回ヤングリーグ春季大会」に新潟ヤングが出場する。各支部を勝ち抜いた全国32チームが頂点を競う大会で、新潟ヤングは昨秋、北日本支部の予選を勝ち抜き、3年ぶり3度目の春季大会出場を決めた。24日の初戦は愛知・SASUKE名古屋ヤング(東海支部)と対戦する。
3年ぶり3度目の春の全国大会出場となる新潟ヤング
新潟ヤングは2009年に設立され、全日本少年硬式野球連盟の北日本支部に所属。新潟市北区のグラウンドで練習を重ねている。去年秋の支部予選を勝ち抜き、2015年以来、3年ぶり3度目の春季全国大会出場を決めた。
阿部晋也監督は「このチームは今までと全く違うアプローチで練習してきた。打って打って打ちまくる。バットの届くボールは全て振るよう指導してきた。それで強く遠くへ打球を飛ばすよう力をつけてきた」と語る。「10点取って9点以下に抑える野球で、目指すはベスト4以上で最終日に残ること」と目標は明確だ。
例年以上の積雪の冬だったが、専用ハウスでバットを振り込んできた
この冬の新潟市は例年以上の積雪を観測した。本間大稀主将(山の下中3年)は「いつもよりも雪が多く、グラウンドで練習できない時期が多かったが、最近の打撃練習ではいい当たりが出てきている」と手応えを掴んでいる
初戦の相手・SASUKE名古屋ヤングは7年連続8回目の春の全国大会出場となるチームで強豪。阿部監督は「開会式が行われるマスカットスタジアムを歩くだけでなく、初戦に勝って、そこでプレーしようと選手に言っている」と奮起を促す。本間主将は「全国大会なのでどの相手も強い。そういう相手を想定して実戦練習をやってきた。まずは初戦をしっかり勝ちたい」と意気込んでいる。
第26回ヤングリーグ春季大会組み合わせ(ヤングリーグホームページより)
◎新潟ヤングの登録メンバー◎ ※学年は4月以降の新学年
1本間大稀(山の下中3年)2田中大闘(亀田中3年)3緒方一成(山潟中3年)4飯田健心(早通中3年)5神田純太(早通中3年)6東城主磨(下山中3年)7唐崎剛瑠(早通中3年)8伊藤龍紀(早通中3年)9氏田遼汰(両川中3年)10大高翔英(葛塚中2年)11高橋遼(葛塚中2年)12廣瀬翔大(東新潟中2年)13榎歩夢(光晴中2年)14長尾龍之介(大形中2年)15白井大雅(木崎中2年)16曽我恵都(大形中2年)17横藤塁(大形中2年)18高橋育生(聖籠中2年)19高橋周大(大形中2年)20阿部洸希(新津第二中2年)21佐藤遙斗(松浜中2年)22中里優暉(宮浦中2年)23井村虎太郎(松浜中2年)24神山顕伸(高志中等教2年)25武藤有輝(新発田東中2年)26佐野優斗(松浜中2年)27土佐林侑生(猿橋中2年)
(取材・撮影・文/岡田浩人)