NPBドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから6位指名を受けた新潟アルビレックスBCの知野直人内野手(19)が5日、球団幹部から指名あいさつを受けた。新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムを訪れたのは、DeNAの吉田孝司スカウト部長と進藤達哉編成部長の2人。「三拍子揃った選手」との評価を聞いた知野は「球界一と言われる選手になりたい」と成長を誓った。
指名あいさつを終え、知野直人(中央)と握手するDeNAの吉田孝司スカウト部長(左)と進藤達哉編成部長(右)
あいさつの冒頭、吉田部長から「練習している?」と尋ねられ、知野は「しています」とはっきり答えた。吉田部長から「これからが勝負。練習しなければ上手くならない」と言われた知野は大きく頷いた。
指名あいさつ後、吉田部長は「ウチの補強ポイントである右打ちの内野手。進藤部長から名前を聞いていて、鍛えればウチの戦力になると考えた」と指名理由を説明した。
担当として何度も試合観戦に足を運んだ進藤部長は「三拍子揃った選手。昨年もリストに挙がっていた。春先に体がたくましくなり、今季はプレーに確実性がついてきて成長を感じた」と話し、「思い切りのいい打撃と積極的な走塁、パンチ力に期待している。守備も確実性を上げていってほしい」と期待を寄せた。
2人の話を聞いた知野は「ドラフト後の喜びの気持ちは捨て、しっかり次に向けて練習している。『走攻守で評価している』と言っていただいたので、もう一段階レベルを上げ、球界一と言われる選手になりたい」と意欲を示した。
走攻守で高い期待を集める知野 「球界一の選手になりたい」と意欲を示した
吉田部長は「レギュラーとして、一・二番を打ついやらしい選手になってほしい」とその成長に期待を示した。知野自身も既に視線は次に向かっている。「一軍で活躍している姿を(新潟のファンに)見せたい。ここ(エコスタ)に来なければ意味がない。一軍に上がって、アルビレックスのサポーターや家族からプレーを見てほしい」と夢を語った。
(取材・撮影・文/岡田浩人)