ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは、次期監督に日本ハムやオリックスで先発や中継ぎ左腕として活躍した清水章夫氏(43)を招へいすることを決めた。近く球団から正式に発表される予定。また、球団社長補佐としてフロントで活躍してきた元巨人捕手の加藤健氏(37・聖籠町出身)が非常勤の総合コーチとしてベンチ入りし清水新監督を支える。
新監督に内定した清水氏は大阪府出身。大阪高、近畿大を経て、1997年のドラフト会議で日本ハムから1位指名されて入団。貴重な左の先発・中継ぎとして登板を重ねた。2007年にオリックスへ移籍。2010年に現役を引退するまで、プロ通算279試合に登板し、17勝29敗2セーブの成績を残した。
関係者によると、17日に東京都内で清水氏が球団関係者と会い、監督就任を打診され快諾したという。近く正式に発表され、月内に新潟市内で記者会見が行われる予定。
また新監督を支えるため、元巨人の加藤健球団社長補佐が非常勤の「総合コーチ」としてベンチ入りすることも決まった。2016年シーズン限りで現役を引退した加藤氏が3年ぶりにユニフォームを着ることになる。BCリーグで唯一となる2007年のリーグ創設年からプレーを続ける稲葉大樹野手コーチ兼内野手(34)も引き続き野手コーチとして若手選手を指導する。新潟アルビレックスBCは昨季限りで加藤博人監督が退任し、その後の監督人事が注目されてきたが、ようやく2019年の新体制が固まった形となる。
(取材・文/岡田浩人)