野球好きの女子小学生が交流を深めるイベント「BBガールズウィンターフェスタ」が10日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムの室内練習場で開催された。ことしは県内だけでなく首都圏からも合わせて67人が参加。特別ゲストとして、去年のワールドカップで6連覇を果たした日本代表「マドンナジャパン」の選手やコーチを招き、野球教室やミニゲームを楽しんだ。
ミニゲームを楽しむ参加者 野球好きの女子小学生67人が参加した
イベントは普段は男子選手に混じって各チームで野球をプレーしている女子小学生に、女子だけで楽しむ日を設けようと、女子野球の普及を図っているBBガールズ普及委員会(頓所理加代表)が毎年冬と夏に実施している。今回は昨夏のワールドカップ前に新潟市で合宿を行い、その後に6連覇を果たした日本代表〝マドンナジャパン〟の出口彩香主将ら選手4人と志村亜貴子コーチが参加し、子どもたちにキャッチボールや守備の基本を指導。その後、素手でテニスボールを打つミニゲームを楽しんだ。
また、イベントでは現役審判員が講師となり、指導者や女性向けの「審判員講習会」も初めて開かれた。
マドンナジャパンの選手たちと一緒に記念撮影(提供・BBガールズ普及委員会)
初めて審判員講習会が開かれ、指導者や野球に興味を持つ女性が参加した
新潟市からイベントに参加した東青山ブルーソックスの2年生・大竹梓笑(しえ)さん(7歳)は「マドンナの選手から『左手を伸ばして投げるように』と言われ、上手く投げることができた。将来は自分もマドンナジャパンの選手になりたい」と目を輝かせていた。
日本代表の主将・出口彩香さんは「楽しくやることが上手くなるための近道。今の気持ちを忘れず、楽しく野球を続けてほしい」と参加者に呼び掛けた。
子どもたちから記念の色紙を渡され、笑顔を見せる日本代表の選手とコーチ
(取材・撮影・文/岡田浩人 写真提供・BBガールズ普及委員会)