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【BCL】川相氏らがプロの心構え伝授 選手対象に合同講習会

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ルートインBCリーグは8日、新潟市でリーグの選手を対象にした「合同講習会」を開催した。リーグ理念や地域に貢献するプロ選手になるための心構えを学ぶため、毎年シーズン開幕前に開かれている講習会で、新潟アルビレックスBCのほか、福島レッドホープス、茨城アストロプラネッツの選手や球団職員約90人が受講した。講師には元巨人内野手で昨季まで巨人二軍監督を務めた川相昌弘さんや元日本テレビアナウンサーでタレントの上田まりえさんらが務め、選手たちはプロ意識の持ち方や自己表現、法令順守などについて学んだ。

元巨人・川相昌弘さん(右)の講演を聞く選手たち

「プロ意識の持ち方、社会人とは」と題し講演した川相さんは、自身がプロ意識で大切に考えてきたことを3つ挙げた。1つめは「常に戦える姿勢を持つこと。監督としては多少技術が落ちる選手でも、常に健康で元気にグラウンドに現れる選手が使いやすい。規則正しい生活をしてプロとしての自覚を持ってほしい」と説いた。2つめに「野球は『失敗のスポーツ』だが、失敗を繰り返すようでは試合に使ってもらえない。繰り返さないための予習、反省、復習が大事。自分はノートにサインプレーの図を書いて、常に復習していた」と自らの経験をもとに話した。3つめには「継続は力なり。本気のスイングを1日10本でもいい。それを1年、2年…と続けていけば、その積み重ねは大きい」と話した。

その上で、「BCリーグのチームとは巨人三軍監督時代に対戦した。地域密着のチームであることを頭に入れ、感謝の気持ちを忘れずに取り組んでほしい」と選手を激励した。

「セルフプロデュースについて」と題して講演した上田まりえさん

また、「セルフプロデュースについて」と題して講演した上田さんは「プロ選手は私生活やSNSで常に『見られている』。想像力を持つこと、普段から考えながら話すことが大切」と述べ、プロ選手としての自覚を持って言葉を使うことの重要性を伝えた。

このほか、スポーツ庁の弁護士でもある小塩康祐弁護士が法令順守やリスク管理について、精神科医のイチカワドイル徳恵さんがメンタルヘルスケアについて、リーグの村山哲二代表が「地域と地域の子どもたちに夢を与える」というBCリーグ憲章の理念を説明した。

受講した新潟の2年目・菊地悠人外野手は「川相さんは長く現役生活を続けた選手で、自分も長く現役を野球をやれるようになりたいと思った。『継続は力なり』という言葉が印象に残り、自分も毎日必ずスイングを継続しようと思った」と感想を話した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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