ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは25日、魚沼市広神球場で栃木ゴールデンブレーブスと対戦し、1対6で敗れた。新潟の後期通算成績は17勝10敗2分で群馬と同率で東地区2位。この日、群馬も敗れたため、東地区1位の栃木に後期優勝マジック6が点灯した。栃木と新潟のゲーム差は1で、新潟の後期残り試合は7試合。
新潟の先発・中西啓太(帝塚山大)は初回に栃木の西岡剛(元阪神)に2ランを浴びて先制を許すと、4回にも2失点し降板。二番手で登板した前川哲(新潟産大附高)も4回を投げ2失点と栃木の打線を止められなかった。攻撃では栃木の若松駿太(元中日)の前に8安打も1得点と要所を締められた。新潟の次戦は29日(木)14時から、滋賀県守山市でオセアン滋賀ユナイテッドBCと対戦する。
首位攻防戦に敗れ、肩を落とす新潟の選手、首脳陣
◎25日の試合結果◎
<広神球場>
新潟1-6栃木
(バッテリー)
栃木:○若松(11勝5敗)-橋本
新潟:●中西(11勝8敗)、前川、海老塚-西澤、齋藤
(二塁打)
栃木:ルーカス(7回)
新潟:楠本2(5回、7回)
(本塁打)
栃木:西岡7号(1回・2ラン)
新潟の先発・中西啓太(帝塚山大) 立ち上がりから気合いが入っていたが…
1回表、栃木は西岡剛(元阪神)が右越え2ランを放ち、先制する
5回裏、新潟は2死1、3塁から樋口龍之介(立正大)の内野安打で1点を返す
◆新潟・清水章夫監督の話◆
「完敗。打たれるべく人に打たれ、先発投手に気持ちよく投げさせてしまった。何回かチャンスがあると思っていたが、最後の一本が出なかった。(中西は)残り少ない試合であと1点取られたらますいと思い、早い回でも前川で行こうと思っていたが…(前川のサイドハンドは)何とか練習なり、試合でつかんでほしい。(残り7試合だが)7連勝するつもりで期待したい」
◆新潟・中西啓太投手の話◆
「(西岡に打たれたのは)外角の要求の直球が真ん中寄りなった。このリーグの中では一番の打者で、不用意にはいかないという気持ちでいたが…。(4回の2失点で)流れを向こうに渡してしまった。自分の力のなさ。相手の思うような野球をさせてしまった。(残り試合も少ないが)集大成と思い、チームのために最後まで頑張りたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人 写真提供/石澤朋子さん)