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【NPB】DeNA飯塚が来季の巻き返し誓う 地元後援会が激励会開催

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DeNAの飯塚悟史投手(23・日本文理高出身)の激励会が7日、出身地である上越市のホテルで開催された。地元の後援会が主催し、県内だけでなく東京、神奈川、大阪などからファン約100人が集まり、飯塚投手との交流を楽しんだ。飯塚投手はケガに泣いた今季を「不甲斐ないシーズンだった」と振り返り、来季へ向けて「開幕からローテーションに入り、(8月の)新潟での公式戦で投げることができるようにしたい」と巻き返しを誓った。

激励会に集まったファンと交流する飯塚悟史投手(中央)

プロ入り5年目の飯塚は今季、一軍登板が5試合に終わり、0勝1敗で防御率11.12という成績だった。激励会の冒頭で飯塚は「今季は不甲斐ないシーズンで期待に応えることができなかったが、たくさん学んだこともあり、来季はいい報告ができるよう頑張りたい」とあいさつした。

飯塚は2月のキャンプを一軍でスタートし、先発投手として開幕ローテーション入りが期待されたが、開幕直前の3月末に右ひじを痛めて戦線離脱を余儀なくされた。ファンを前にしたトークでは今季を振り返り、「(キャンプから)1年間やれるぞと自信に満ち溢れたオープン戦だったが、右ひじを故障してしまった。(最後の)オープン戦前日のキャッチボールで、これは投げることができないと思い、登板を回避した」と振り返った。そこから戦線復帰までに時間がかかった。「自分の求める理想が高く、オープン戦で調子がよかっただけに、その時の自分に戻そうとし過ぎた」とシーズン序盤に思うような投球ができなかった理由を説明した。5月8日に行われた地元・新潟市での公式戦にも帯同できなかった。

ファンの前であいさつする飯塚投手

その後、6月19日に今季一軍初先発を果たしたが、勝ち星を挙げることができなかった。8月に再び一軍昇格をしたものの、すぐにファーム落ちした。そこから実戦復帰ができなかった。「8月半ばに右肩を痛めてしまい、最近まで長引いてしまった。この1年は悪いタイミングでケガに見舞われた」と唇を噛んだ。「5年目で結果を求められる年齢だっただけに、期待に応えられず、正直焦った。(5月に)新潟で投げたかったが、投げられない時に後援会の皆さんからの応援が励みになった」と話した。

来季は巻き返しを誓っている。「今は普通に違和感なく投げられるので、来年へ準備ができている。(2月のキャンプで)何かインパクトを残せるよう、アピールしていきたい」と意気込みを語った。来年は8月14日から16日まで新潟市のハードオフ・エコスタジアムでDeNA対ヤクルトの3連戦が予定されている。「3試合あるのでチャンスが多くある。開幕からローテーションに入り、当たり前のように新潟で投げることができるようにしたい。1年間、皆さんを楽しませることができるようにしたい」と決意を話し、大きな拍手を受けていた。

出身チームである直江津ガンバーズの後輩たちと記念撮影

激励会には出身チームである学童野球「直江津ガンバーズ」の後輩たちが駆けつけ、記念撮影や握手をして交流を楽しんだ。直江津小6年の池田准一さん(11)は「飯塚投手は大きくてビックリした。夢はプロ野球選手になること。飯塚投手のように新潟県を代表する選手になりたい」と目を輝かせていた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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