ルートインBCリーグは10日に中地区(新潟、福島、群馬、信濃)で2021年シーズンが開幕し、新潟アルビレックスBCはビジターの群馬・高崎市で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦する。
新潟は開幕前日となる9日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで最終調整に汗を流した。10季ぶりに指揮を執る橋上秀樹監督は「楽しみが多い。幸先のいいスタートが切れるよう、できる範囲のことをやりたい」と語った。初の開幕投手を務める4年目の大竹樹希哉投手(五泉市出身)は「状態はいい。低めに丁寧に投げ、打たせて取りたい」と意気込みをみせた。
ランニングメニューで汗を流す開幕投手の大竹樹希哉投手
チームはこの日、打撃練習やランニングなどで調整した。開幕投手の大竹はブルペンには入らず、ランニング中心のメニューで汗を流した。
大竹は「ワクワクとドキドキがある。冬のオフにやってきたことでどこまで成長しているのか、群馬打線にどこまで通じるのか。低めに丁寧に投げてゴロを打たせて抑えたい」と心境を語った。その上で「投球練習ではいい調子。スライダーで空振りを取ることができている。シュートの精度も上がっている。投球の幅が広がった」と自信を見せた。
打撃練習を行う内藤晃裕主将(左)と稲葉大樹兼任コーチ
3年目の内藤晃裕主将(大阪体育大)は「橋上監督になり、今までよりも野球を深く知ることができた。チームとしてキャンプ、オープン戦でやってきたことを行動に移し、一人ひとりが役割を果たしたい」とシーズンを通した成長を誓っていた。
チームの現状について橋上監督は「打撃はよくなっている。攻撃は開幕からある程度、点が取れるのではないか。投手陣も手応えを感じる」と分析。その上で、「同じ中地区の群馬、信濃、福島とオープン戦で戦ったが、現状ではなかなか簡単に勝てない相手。スタート時点では厳しい戦いを強いられるかもしれないが、シーズンが終わる頃には逆転して、勝ち越せるように成長できれば」と選手の成長に期待を寄せ、6年ぶりの地区優勝とリーグ優勝に向けた見通しを語った。
新潟は10日(土)にビジターで群馬と開幕戦を戦う。翌11日(日)にホーム開幕戦として新潟市のハードオフ・エコスタジアムで福島レッドホープスと対戦する。
◎開幕前日の橋上監督、大竹投手、内藤主将コメント動画(約12分)◎
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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