楽天は9日、仙台市のホテルで「新入団選手発表会」を開いた。ドラフト8巡目指名で入団した巻高校出身の相沢晋投手(日本製紙石巻)は「右打者の内角へ投げ込むシュートを見てもらいたい」と持ち味をPR。背番号は62に決まった。会見後の取材では「目標は一軍定着」と意欲を語った。
真新しい楽天のユニフォームに袖を通した相沢晋投手 背番号は62に決まった
入団会見には星野仙一監督のほか、ドラフト1位の松井裕樹投手(桐光学園)など新人9選手が出席した。星野監督は新人選手について「楽天は特に投手にはチャンスがある。チームを背負って羽ばたいてくれるのでは」と期待を寄せた。
仙台市内のホテルでおこなわれた新入団選手発表会
代表による質問では、プロになった気持ち、目標とする選手、見てもらいたい自分の持ち味の3問が聞かれた。相沢投手は「わくわくが大きな希望に変わりました。(石巻からの指名選手なので)地元を盛り上げていきたい。目標は美馬(学)投手。体は小さいが全身を使って投げ込みたい。持ち味は右打者の内角へのシュート。中田翔選手(日本ハム)やイ・デホ選手の内角にどんどん投げ込んでいきたい」と落ち着いた口調で決意を話した。
落ち着いた表情で質問に答える相沢晋投手
発表会後の取材で相沢投手は62番に決まった背番号について「目標にしている美馬さん(背番号31)のちょうど倍。自分はまだ半人前なので美馬さんに追い付けるよう頑張りたい」と話し、同学年の広島・今井啓介投手と同じ数字であることを聞かれると「決まった時に今井投手と同じだと思いました。2人で新潟の野球を盛り上げていけたら」と笑顔を見せた。
ユニフォーム姿での写真撮影 後列左端が相沢晋投手
父親の茂さん、母親の鈴江さんと記念撮影
相沢投手の担当スカウトの上岡良一スカウトは「リーダーシップが素晴らしく人間的な魅力、投手としての投球技術を高く評価しました。一軍でどんどん登板して投げて欲しい」と期待を込めた。
相沢投手は1年目の目標として「開幕一軍は当たり前と思っている。一軍に定着して自分の投球スタイルをどんどんアピールしていけたら」と意欲をみせ、1月の新人合同自主トレ、2月のキャンプでのアピールを誓った。
(取材・撮影・文/岡田浩人)