BCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、前楽天の高須洋介新コーチの就任会見と新入団6選手の入団会見を新潟市で開いた。野手総合コーチと選手の兼任となる高須新コーチは「新潟の皆さんのために優勝目指し頑張っていきたい」と決意を述べた。また新入団の6選手もそれぞれがNPB入りを目指す意気込みを話した。
高須洋介新コーチ(前列左)と新入団6選手(後列)
会見で高須新コーチは「コーチもやりたいという思いもあり、現場で自分のプレーをしながらできたら伝えやすいと思った」と選手兼任コーチを引き受けた思いを説明。若い選手には「技術的なことや野球に対する準備、心構えの面でいいアドバイスできるようにしたい。野球を通じて人としてどうあるべきか、相談を受けつつ一緒に考えてやっていきたい」と述べた。
高須洋介新コーチ(右)と藤橋公一社長
また選手として見てもらいたい部分については「勝負強い打撃。守備では派手ではないが堅実なプレー」と語り、「ことし日本一を取れなかったということで、求められる役割としては打つこと守ることで若い選手の刺激になりチームの歯車の1つとして活躍ができれば。コーチとしては自分が培った経験、技術全てを伝えて、いい選手になれるよう、また監督を胴上げできるようサポートしたい。大きく影響を受けたのが野村監督の『準備野球』。そこにアレンジを加えて、それをベースに教えていけたら」と抱負を話した。背番号は4に決まった。
新入団選手6人(左から山岸、渡辺雄、渡辺貴、沢田、杉、趙の6人)
このあと新入団選手6人の会見がおこなわれた。6人の主な会見内容は以下の通り。
□山岸大輝投手(背番号20)□
「1イニングでも多く投げてチームの勝利に貢献したい。持ち味は強気を全面に出した投球と繊細な制球。(右投げの投手として)寺田さんが抜けた穴を埋める以上の活躍ができるよう頑張りたい」
山岸大輝投手
□渡辺雄大投手(背番号51)□
「地元でNPB目指して野球ができるので一生懸命頑張りたい。汚いフォームと汚いボールが持ち味。直球がそんなに速いわけではないし、すごい変化球がある訳でもない。打者が嫌がるフォームで投げようとやってきた。(地元で)久しぶりに新潟で野球ができるので、お世話になった方に成長したと思われるよう頑張りたい」
渡辺雄大投手
□渡辺貴洋投手(背番号99)□
「再入団という形で戻ってきたが、NPB目指してチームに貢献できるよう、模範になれるようしっかり投げたい。特徴的な投げ方とマウンド度胸が持ち味。(髪型を丸坊主にしたのは)巨人を戦力外になった次の日に、悔しかったのと気持ちを切り替える意味でこういう髪にした。直球も変化球も球の切れ味やけん制などの技術を向上させたい」
渡辺貴洋投手
□沢田泰輔捕手(背番号25)□
「リーグ優勝、日本一に貢献できるよう精一杯頑張る。打撃では勝負を決める一打、捕手では投手のいいところを引き出すリードを見て欲しい。NPBへ行くには結果が必要。結果のために努力したい」
沢田泰輔捕手
□杉直道内野手(背番号7)□
「1年目から即戦力としてチームの勝利に貢献したい。勝負強い打撃が売り。確実性と飛距離をアップしてアピール」
杉直道内野手
□趙英学内野手(背番号39)□
「1年目から主力として頑張っていきたい。積極的に次の塁を狙う走力に自信がある。50メートルは5秒8で、盗塁も大学のリーグ戦でたくさん決めたのでそこが売り。足がいきる工夫をした打撃、バントなどを磨いていきたい」
趙英学内野手
ギャオス内藤監督は来季の目標について今季達成したシーズン52勝を上回る55勝を掲げ、「個々がしっかり練習して“最強”の選手になってほしい。いかにチームに貢献できるか考えて来てほしい」と期待を寄せた。チームは来年3月15日に全体練習を開始する予定。
<高須洋介新コーチ就任会見の球団公式動画>
http://www.youtube.com/watch?v=bVwok6qnOek
<6選手新入団会見の球団公式動画>
http://www.youtube.com/watch?v=Z4zJwEUlhuo
(取材・撮影・文/岡田浩人)