3月に右手薬指を骨折した広島・今井啓介投手(中越高出身)が20日、紅白戦に登板した。2月におこなわれたWBC日本代表を相手にした壮行試合以来の実戦登板で、2回を投げ、被安打5、2失点という内容だった。今井投手は実戦復帰に安どした様子ながらも「変化球がまだコントロールできていない。制球がまだまだです」と課題をあげた。
広島は去年の新人王・野村祐輔投手が不調から二軍落ちし、前田健太投手が20日の巨人戦前に右腕の張りを訴えてリタイアするなど、投手陣が苦しい状況。今井投手は「早く一軍に上がってチームのために投げたいです」と意気込んだ。今後もファームでの実戦登板で調整する予定。
(取材・文/岡田浩人)