第96回全国高校野球選手権・新潟大会は14日、6球場で2回戦16試合がおこなわれた。春の4強で第3シードの新潟産大附はコールド勝ち。春8強の第5シードの中越、北越、新潟県央工は順当に勝ち上がったが、春16強の第6シードのうち新発田南、高田商、新津が初戦で敗れた。15日は2回戦の残り3試合が佐藤池でおこなわれる。
五十公野① 新潟県央工3番・池田誉志輝選手が適時打 決勝点に
◎14日の試合結果◎
<鳥屋野>
①中越10-0中条(5回コールド)
②白根12-2新潟向陽(5回コールド)
③柏崎5-1新発田南
<五十公野>
①新潟県央工1-0上越総合技術
②十日町4-0佐渡総合
③柏崎工5ー2新津
<五泉>
①新潟南3-2有恒・安塚・柏崎総合
②長岡大手1-0村上(延長14回)
<悠久山>
①北越4-0長岡向陵
②新潟東4-3新潟西
③新発田中央6ー5高田商(延長10回サヨナラ)
<佐藤池>
①新潟産大附13-0村松(5回コールド)
②上越7-4加茂農林
③帝京長岡5ー0高田
<三条パール金属>
①小千谷5-0三条商
②加茂暁星3-1小千谷西
◎鳥屋野① 中越10-0中条(5回コールド)◎
中越のエース①星佳孝投手
◇中越・星佳孝投手の話◇
「初回の先頭バッターの入りを意識していた。
◎五十公野① 新潟県央工1-0上越総合技術
新潟県央工①桑原涼投手 上越総合技術打線を完封した
◇新潟県央工・井口哲朗監督の話◇
「桑原の投球が良かった。春は2年生の石橋が中心となって投げていたが、3年生の桑原が意地を見せてくれた。春は守備でリズムを作ることができなかったので、それ以降守備でリズムを作ることができるよう鍛えてきた。きょうは先頭でアウトが取ることができ、練習の成果が出たと思う。(この後も)1つ1つ積み重ねていくだけ」
◇新潟県央工・渡辺貴之主将の話◇
「練習試合でも点の入らない厳しい展開があって、粘り強くやる意識を持っていた。点を与えないで終盤に粘り勝ちができて、チームの勝利だと思う。次の試合につながる勝ちだった。(鈴木春樹前監督に)今まで教えてもらったことを実践して、勝って恩返ししたい」
◇貴重な先制適時打の新潟県央工・池田誉志輝選手の話◇
「打ったのはストレートで内寄りだった。投手の桑原が頑張っていたのと、ベンチ入りできなかった3年生の分まで打とうと思って打席に入った。初球から積極的に行くのが持ち味。投手が頑張っている分、野手が打って投手を楽にして勝ちたい」
◎五泉② 長岡大手1-0村上◎
2番手で6回から登板した長岡大手①古川真斗投手
9回裏2死2塁のピンチを抑えた選手を拍手で迎える長岡大手・鈴木春樹監督(右端)
延長14回表、長岡大手の6番・平沢知幹選手がスクイズを決め先制
◇長岡大手・鈴木春樹監督の話◇
「相手の投手が良く、終盤までボールに力があった。選手が延長に入ってから泣きながら試合をしていた。スクイズを決めた平沢は2年生。プレッシャーがかかったと思うが良く決めてくれた。この試合を選手がどう受け止めて、野球の怖さ、厳しさを教えられるようこの糧を大きく広げたい。(母校での夏の勝利の感想は?)夏に勝つのは大変。心が初心に帰って遮二無二戦えた」
◎15日の試合予定◎
<佐藤池>
①関根学園(9:00)糸魚川白嶺
②加茂(11:30)開志学園
③三条(14:00)十日町総合
(取材・撮影・文/岡田浩人)