第96回全国高校野球選手権・新潟大会は19日、4球場で3回戦8試合が予定されていたが、降雨のため鳥屋野、五十公野、悠久山の3球場6試合が中止・順延となった。佐藤池の2試合は2時間遅れでおこなわれ、関根学園と三条が勝ち4回戦進出を果たした。19日は3球場で3回戦6試合がおこなわれる。佐藤池① 加茂×関根学園
◎19日の3回戦の結果◎
<佐藤池>
①関根学園7-6加茂
関根 010 100 005 |7
加茂 500 001 000 |6
②三条6-0加茂暁星
暁星 000 000 000 |0
三条 401 000 10× |6
◎関根学園7-6加茂◎
加茂のエースで主将①吉田陽祐投手 最終回までクレバーな投球が光った
9回裏、2死満塁のピンチで最後の打者を一邪飛に抑え喜ぶ関根学園ナイン
強打の関根学園を追い詰めたものの9回表に4点差を逆転され、惜敗した加茂
◆加茂・神保良博監督の話◆
「吉田には『この大会を通して成長していこう』と話していたが、それができた。(1回に5点取って)こんなに打線が繋がったのは今まであまりなかった。悪天候だったが、冬の練習も外でやっていて、雨でも苦にしないチーム。むしろ雨の時ほど負けるなと話していた。(9回1死1、2塁から遊ゴロ悪送球でピンチが広がり)慌ててしまったのだろう。あの辺が鍛え足りなかったのかなと。最後にエラーが出たが、ここまでよく守ってくれた。主将でエースの吉田はリーダーシップがあり、素晴らしい選手。5人の3年生と一緒に(転勤で)加茂に入ったが、この3年生と一緒に野球ができて良かった」
◆加茂・吉田陽祐主将(投手)の話◆
「最後は2アウトを取って、自分の中でこれはいけるという心のスキができてしまって、そこを関根学園に突かれた。(ミスが出て)落ち着いていこうと思うあまり、セーブして投げて連打を食ってしまった。最終回はだんだん余裕が消えていった。3年生が5人と少なかったが、やり切ったという感じ。(勧誘などしてたくさん入ってきた)後輩にはぜひ頑張ってほしい。大学でも野球を続けたい」
◇三条・小杉悠太投手の話◇
「冬の間に(結果が良かった)去年秋の大会のビデオを見て、その投球ファームのイメージと自分がやっている動きが違って、速い球を投げよう、投げようと力が入っていた。(初戦の後)少し手をリラックスさせるフォームに修正した。きょうは力を入れなくてもいいボールが行っていた。次の試合、どこが相手でも自分たちの野球をやるだけ。ここからどんどん調子を上げていくイメージで調整していきたい」
◎20日(日)の試合予定◎
<鳥屋野>
①白根(10:00)中越
②柏崎(12:30)新潟南
<五十公野> ※試合順を元に戻す
①五泉(10:00)新潟明訓
②新潟工(12:30)豊栄
<悠久山>
①北越(10:00)新潟東
②小千谷(12:30)新発田中央
※五十公野の3回戦①新潟県央工×十日町②長岡大手×柏崎工は21日に。
鳥屋野の4回戦は21、22日に実施。悠久山の4回戦は22、23日に実施。
(文/岡田浩人)